トピックス 2025

KaTRISが「2025 SICC AWARDS」を受賞

Kajima Technical Research Institute Singapore(KaTRIS)が共同開発した、「コンクリート床押さえロボットの開発」が、シンガポール商工会議所(SICC)主催の2025 SICC AWARDSにおいて高く評価され、「Most Transformational Collaboration 賞」を受賞しました。

この栄誉は、2025年5月29日に放送されたCNAの特別番組「Collaborate to Innovate」にて紹介され、多くの関心を集めています。

図版:表彰式にて(左:Heng 副首相、左から二番目:蔡上席研究員)

表彰式にて(左:Heng 副首相、左から二番目:蔡上席研究員)

図版:コンクリート床押さえロボットの開発状況(左:NYP Dr Benjamin Ma 右:KaTRIS DR. 蔡上席研究員)

コンクリート床押さえロボットの開発状況
(左:NYP Dr. Benjamin Ma 右:KaTRIS Dr. 蔡上席研究員)

SICC AWARDSとは

SICC AWARDSは、企業のイノベーションや成長のための企業間コラボレーションを促すことを目的に2015年に創設された賞で、5つの分野に賞が授与されます。今回は、当ロボットの共同開発を行った当社、政府系デベロッパーJTC Corporation(JTC)及びNanyang Polytechnic(NYP)の三者が、シーズ技術の実事業への技術移転の分野における産学官の連携として高く評価され、共同で受賞しました。

受賞プロジェクトの概要

当ロボットは、JTCの研究補助を受け、2021年4月から2年間にわたり開発されました。既存のマニュアル式機械の自動化改造による床押さえ作業の省力化を目指し、デジタルツインによるシミュレーション環境の構築、実機テストによる制御調整を行い、熟練オペレーターと同じような運転が自動でできるプラットフォームが完成しました。

鹿島は、「国境を越えたイノベーションの創出」をモットーに掲げ、グローバルな課題に挑戦し、新たな価値の創造に取り組んでいきます。

森林の計測・経営支援サービス「Forest Asset®」が
「2024年日経優秀製品・サービス賞 最優秀賞」を受賞

鹿島が提供する「森林の計測・経営支援サービス『Forest Asset』」が、日本経済新聞社主催の「2024年日経優秀製品・サービス賞」において「最優秀賞」を受賞しました。

「Forest Asset」は、自治体や企業の持続可能な森林経営、活用支援までをトータルにサポートするサービスです。このサービスの核となる森林上空からのドローンと、森林内を自律飛行するドローンによる計測技術により、森林を構成する樹種毎のボリュームだけでなく、一本一本の位置や樹高などを高精度かつ立体的に可視化し、当社の自然環境調査技術と組み合わせ、森林の特徴に応じた森林づくり、森林が持つ付加価値を最大化するプランをご提案します。

「日経優秀製品・サービス賞」は、日本経済新聞社が年に1回、特に優れた新しい製品やサービスを表彰するもので、同社が独自に候補を選定し、審査委員会で各賞が決定されます。第43回となる2024年は35点が選出され、このうち最優秀賞には当社を含む15点が選ばれました。

鹿島は、さらに「Forest Asset」を展開していくとともに、森林の維持管理を支える様々な研究開発を通じて、サステナブルな社会づくりに貢献してまいります。

図版:表彰式にて記念撮影(左から)山田順之主席研究員、押味会長、利穂専務

表彰式にて記念撮影(左から)山田順之主席研究員、押味会長、利穂専務

ホーム > 技術とサービス > 鹿島技術研究所 > トピックス

ページの先頭へ