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健康経営

鹿島グループ 健康経営宣言

鹿島グループは、社員の心身の健康を重要な経営資源と考え、次の取組みを通じて社員の健康づくりを積極的に推進し、健康経営を実践していくことを宣言します。

  1. 活力に満ち、安全で働きやすい職場環境づくりを進めます。
  2. 社員一人ひとりが自らの健康に留意し、維持・増進に努めることを支援します。
  3. 健康経営による成果が、鹿島グループの持続的な成長と、社員とその家族の更なる幸福につながる良好なサイクルを実現します。

2020年10月16日

鹿島建設株式会社

図版:健康経営推進のための体制
図版:健康経営の良好なサイクル

鹿島の健康経営戦略マップ

社員一人ひとりが心身ともに健康でいられるよう、職場環境の整備や健康意識のさらなる醸成に努めています。最終的な目標として「幸福度の向上」「労働生産性の向上」を掲げ、これらを達成するために以下の取り組みを効果的に推進しています。

図版:鹿島 健康経営戦略マップ

現状と実績

健康情報

健康診断受診率

2021年度 2022年度
95.5% 97.9%

特定保健指導実施率

2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
20.5% 24.9% 23.9% 21.7%

健康診断の結果

有所見率
2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
63.2% 62.7% 59.2% 58.3%
有所見率の多い検査項目
2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
脂質 34.4% 33.6% 33.7% 31.3%
血圧 15.5% 17.6% 16.7% 15.6%
肝機能 13.6% 13.6% 13.6% 12.5%
血糖 13.8% 13.3% 13.9% 14.2%
血液一般 11.8% 11.1% 5.2% 5.7%
肥満(BMI25以上)
2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
37.2% 37.9% 33.4% 32.1%

40歳以上の生活習慣

2019
年度
2020
年度
2021
年度
2022
年度
喫煙習慣 タバコを吸う 22.1% 21.7% 21.2% 21.2%
飲酒習慣 毎日飲む 43.8% 45.3% 45.8% 36.8%
体重変化 20歳から10kg以上増加 43.0% 43.6% 43.7% 44.3%
歩行・身体活動 60分/日未満 63.1% 61.9% 61.0% 60.1%
運動習慣 30分以上の運動、週2日未満 77.1% 75.4% 75.3% 74.1%
就寝直前の夕食 週3回以上 40.3% 37.1% 37.8% 38.6%
朝食抜き 週3回以上 16.6% 16.2% 17.2% 19.1%
睡眠 十分休養がとれていない 45.9% 39.5% 39.9% 41.6%

40歳以上の有所見率

2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
脂質 45.6% 46.0% 45.2% 43.6%
血圧 19.4% 21.9% 20.7% 20.3%
肝機能 14.7% 14.9% 14.1% 13.4%
血糖 17.1% 18.2% 14.9% 15.5%
腎機能 1.4% 0.9% 1.1% 1.3%
肥満 37.7% 38.1% 37.6% 36.9%

ストレスチェック

2022年度 2023年度
受検率 94.5% 94.0%
総合健康リスク 82 81

優先課題

安全に・健康に・いきいきと働くためには欠かすことのできない「生活習慣病対策」「メンタルヘルス対策」「ワークライフバランスの充実」に鹿島は力を入れています。3つの分野で目標や活動方針を定め、担当者と協力していきながら課題の達成を目指しています。

課題1 生活習慣病対策
目標
  • 定期健康診断受診率100%
  • 令和12年度までに定期健康診断後の二次検査受診率50%以上
  • 令和12年度までにBMI25以上の者を30%以下に抑制
  • 令和12年度までに有初見率50%以下
  • 令和12年度までに生活習慣病ハイリスク社員の二次検査受診率100%
  • 令和14年度までに全社喫煙率12%以下
活動内容
  • 健康診断受診勧奨の徹底
  • 高血圧、糖尿病のハイリスク社員に対して、積極的な受診勧奨の実施
  • 定期健康診断の事後措置として、健康管理センターやオンラインによる生活指導の実施
  • ヘルスリテラシー向上のための健康関連動画の配信
  • 産業医や保健師による衛生講話の実施
  • 社内診療所における禁煙外来の拡充
課題2 メンタルヘルス対策
目標
  • メンタルヘルス不調への気づきとセルフケア・ラインケアなどの対応力を向上
  • ダイバーシティ推進・ハラスメント防止についての e-ラーニングや研修等による理解の深耕と
    それによる職場環境の改善
  • 各支店の相談窓口担当者向けの実践的なスキルアップを目的とした研修の実施
  • 休職者数、離職者数の抑制
  • メンタルヘルス不調者数の抑制
活動内容
  • 社外相談窓口の運用
  • メンタルヘルス・ハラスメントに関するe-ラーニングや研修の開催
  • 各支店のハラスメント相談窓口担当者向けのスキルアップ研修の開催
  • 産業医による特別な環境下にある現場の巡視
  • 長時間労働面談、ストレスチェック後の面談指導の拡充
課題3 ワークライフバランスの充実
目標
  • 就労環境の見直しと改善
  • 女性の健康セミナーを毎年開催
  • 有給休暇や各種休暇制度の取得率・利用率の向上
活動内容
  • 健康情報の提供、健康相談の実施
  • 時間外労働の削減、テレワーク・リモートワーク環境の整備、心理的安全性担保のための諸活動
  • 異世代の理解促進のための研修開催
  • ワークライフ相談窓口の運用、各種休暇制度や働き方改革のための制度の活用状況の向上
  • 女性の健康セミナーの開催、女性の健康動画の提供
  • 両立支援セミナーの開催
  • けんせつ小町の活動

鹿島の健康経営の特色

  • 予防医療と治療の両立
  • 長時間労働者への産業医面接(全国)
  • メンタル不調者への産業医個別面談(全国)
  • 全国各支店の健康管理担当者との連携
  • 全国土木建築国民健康保険組合との連携
  • 健康動画のイントラネットへの掲載
  • インフルエンザワクチン接種
  • 新型コロナワクチン接種
  • 禁煙外来の設置(健康管理センター)
  • 特定保健指導(健康管理センター)
  • 半日ドック(健康管理センター)
  • 胸部CT検査(健康管理センター)
  • 風しん抗体検査(健康管理センター)

※(全国)…全国で実施 
(健康管理センター)…本社健康管理センター(社内診療所)での取組み

海外赴任者の健康管理

海外で勤務する社員には、赴任前と帰任時に、本社健康管理センターで健康診断を受診してもらいます。また、グローバルな健康課題へ対応することの重要性を認識し、三大感染症(HIV/エイズ、結核、マラリア)に代表される各種感染症への対策にも積極的に取り組んでおり、赴任する国や地域の実情に応じて予防接種の費用を会社負担としています。さらに、赴任前と赴任中に社員とその家族の健康をサポートするサービス(赴任前セミナー、アプリの提供、電話相談、メール相談)を、外部の専門機関に委託して導入しています。

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