漆喰は,石灰と糊などを混ぜ合わせる塗壁材。
壁の上塗りのほか,瓦の目地などにも使われ,塗り手に技術を求める城郭建築の華である。
大天守の上層部は,土壁から作り直され,塗厚や塗重の回数を調査し,
そのほかの各層も傷みの目立つ部分を中心に塗替え作業が行われた。
使用される機会が減少している消石灰(しょうせっかい)や貝灰(かいばい),海藻糊(かいそうのり),晒(さら)しスサなどの
主材料を古文書を参考にしながら「昭和の大修理」の配合で練り上げた。
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漆喰は,石灰と糊などを混ぜ合わせる塗壁材。
壁の上塗りのほか,瓦の目地などにも使われ,塗り手に技術を求める城郭建築の華である。
大天守の上層部は,土壁から作り直され,塗厚や塗重の回数を調査し,
そのほかの各層も傷みの目立つ部分を中心に塗替え作業が行われた。
使用される機会が減少している消石灰(しょうせっかい)や貝灰(かいばい),海藻糊(かいそうのり),晒(さら)しスサなどの
主材料を古文書を参考にしながら「昭和の大修理」の配合で練り上げた。