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漆喰

漆喰は,石灰と糊などを混ぜ合わせる塗壁材。
壁の上塗りのほか,瓦の目地などにも使われ,塗り手に技術を求める城郭建築の華である。
大天守の上層部は,土壁から作り直され,塗厚や塗重の回数を調査し,
そのほかの各層も傷みの目立つ部分を中心に塗替え作業が行われた。
使用される機会が減少している消石灰(しょうせっかい)や貝灰(かいばい),海藻糊(かいそうのり),晒(さら)しスサなどの
主材料を古文書を参考にしながら「昭和の大修理」の配合で練り上げた。

写真:三花蕪懸魚(みつばなかぶらげぎょ・写真中央)

三花蕪懸魚(みつばなかぶらげぎょ・写真中央)。
「懸魚」とは,屋根の妻に取り付ける棟木や桁の先を隠すための飾り板で,魚の形を彷彿させることから火除けの意味が込められる

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写真:丸瓦の接合重ね部分は,目地漆喰で仕上げが行われた

丸瓦の接合重ね部分は,目地漆喰で仕上げが行われた。端部は,「ひねり掛け」という手法で,剥がれにくくするために盛り上げて塗られた

写真:土壁から作り直すことになった五層壁は,格子状に木材を組んだ後,下地木材の取付けが行われ,荒壁土,斑直(むらなお)し土,中塗り土,そして漆喰と塗られる

土壁から作り直すことになった五層壁は,格子状に木材を組んだ後,下地木材の取付けが行われ,荒壁土,斑直(むらなお)し土,中塗り土,そして漆喰と塗られる

写真:木摺板(きずりいた)へシュロ縄を巻き,ステンレス釘で木部に取り付けて漆喰の下地を作った

木摺板(きずりいた)へシュロ縄を巻き,ステンレス釘で木部に取り付けて漆喰の下地を作った

写真:漆喰は,下塗り,中塗り,上塗りと行われ,3度にわたり塗り重ねられることで白さが際立つ

漆喰は,下塗り,中塗り,上塗りと行われ,3度にわたり塗り重ねられることで白さが際立つ。また,防火・防水性の効果がある

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