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Chapter 3: SDGsと鹿島の事業活動

優先的に取り組む課題
(マテリアリティ)

国連は,企業をSDGs達成のための重要なパートナーと位置づけ,「企業は,それぞれの中核的な事業を通じて貢献することができる」としている。これを聞いて想像するのが,当社の経営理念の締めくくりで謳われている「社業の発展を通じて社会に貢献する」という言葉である。SDGsの達成が,社会・環境課題の解決につながることを考えれば,当社の経営理念とも合致する。

では,17のゴールと当社の事業活動を見比べてみよう。SDGsの目標には「9 産業と技術革新の基盤をつくろう」や「11 住み続けられるまちづくりを」をはじめ,当社の事業に深く関連するものが多いと感じるのではないだろうか。広い視野で見れば,全てのゴールが当社の事業と関わりがあるといえる。しかし,多岐にわたる17のゴールに向かって一斉に走りだすことは,目標への近道とはいえない。そこで企業の経営理念や経営計画,価値観などと関連が高い分野を選択し,マテリアリティと呼ばれる優先的に取り組む課題を明確化するのが一般的だ。

当社は,部署横断プロジェクトにより,各部署の事業や中期経営計画の施策などの取組みと,17の目標との関連を確認・集約・整理。将来像を見据えた上で「社会への影響度」(縦軸)と「当社における重要度」(横軸)にマッピングし,社会への影響度が大きく,当社における重要度が高い課題を当社グループのマテリアリティとした(下図参照)。

このマテリアリティとSDGsの目標を整理したのがその下の図である。顧客や自社の事業を通じて目標達成に貢献する4項目,事業継続の基盤となる3項目の計7項目とした。

課題のマッピング

図版:課題のマッピング
改ページ

マテリアリティ

下の図は, マテリアリティの7つの項目と, 当社グループの代表的な取組み, また特に深く関連するSDGs項目を合わせて, 今後の取組みの方向性を表現している。

図版:課題のマッピング

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