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鹿島の見える風景 season2

vol.80

役目を終えた処理施設と一枚

東北支店 西村正夫

図版:役目を終えた処理施設と一枚
図版:処理施設稼働時の全景

処理施設稼働時の全景

図版:「がんばろう富岡町!」のスローガン装飾は,4年間現場を見守った

「がんばろう富岡町!」のスローガン装飾は,
4年間現場を見守った

※建物は内部の埃などを先に除去したのち
解体しています

改ページ

富岡町廃棄物処理業務は,昨年末に3年9ヵ月におよぶ廃棄物の処理を終え,今年7月末に処理施設解体が完了しました。約36万トンの原子力発電所事故由来廃棄物を中間処理することによってごみを減らし,富岡町の避難指示解除(帰還困難区域を除く)に貢献しました。当業務は処理施設を解体・原状復旧し,最後には何も残らない,残さないというのが使命です。

施設解体が終わりつつあるとき,現場で作業開始前の解体重機が動作確認をしていました。ふと気が付くと,その大きな腕を曲げ伸ばししている様子がたまたま(?)空にカネカのマークを描いているように見えましたので,思わずシャッターを切りました。復興に向け稼働し続けてくれた処理施設との,記念の一枚となったような気がしています。

140万時間,無事故でここまで進めてこられたこと,発注者や地元住民の方々,協力会社など多くのご関係者に感謝の気持ちを伝えたいです。

図版:地図

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