「バイノムリゾート開発」プロジェクト
- 場所:
- ベトナム フーイエン省
- 発注者:
- インドチャイナ・カジマ・デベロップメント社
- マスタープラン・設計:
デザイン・ラボ社 - 敷地面積:
- 577,000m2
- 室数:
- ホテル47室,分譲ヴィラ25戸(第1期)
- 開業予定:
- 2024年
ベトナム中南部に位置するフーイエン省で,新たなリゾート開発の計画が進められている。フーイエン省は,東部が南シナ海に面する,稲作や農業,漁業が盛んな地域である。バイノムにある計画地は,直線状のビーチと湾が一体となり,遠浅で波が穏やかという希少性をもつ。トゥイホア空港(トゥイホア市)から車で約一時間半,フーカット空港(クイニョン市)から車で約40分という立地だ。
KDが2016年にインドチャイナ・キャピタル社と合弁で設立したインドチャイナ・カジマ・デベロップメント社(IKD)が,リゾート未開発地帯であるこの土地に注目したのが2019年。当プロジェクトは,ダナンといった国内有数のリゾート地と比較して,隠れ家的位置づけを狙う。第1期開発はビーチ正面と南側丘陵地に予定され,壮観なプライベート・ビーチを堪能できる計画だ。

初期計画案(今後変更予定)
現在開発を進めているバイノムは,57.7haの高級リゾートです。ベトナム中南部の沿岸に位置するフーイエン省に古くからある漁村ホアアンに隣接しています。この場所は人里離れた手つかずの土地で,南北長さ800m以上にわたる白砂のビーチ,内陸の山岳地帯を一望する高さ80mの岬,自然のままの岩場をもつ入り江を有しています。
IKD社は,これまでフォーシーズンズ・リゾート・フアラライやアバディーナヒルズなど,世界最高峰のリゾート施設をつくりあげてきた鹿島の開発における世界基準の専門知識と経験,そしてフォーシーズンズ・リゾート・ザ・ナムハイやシックスセンシズ・コンダオなど,ベトナム国内の最高級リゾートを開発してきたインドチャイナ・キャピタル社の豊かな歴史を組み合わせ,計画,設計,施工品質とサステナブルな運営で,国際的に高く評価される一流の開発の実現を目指していきます。
バイノムリゾートは世界的な最高級ホテルオペレーターの運営のもと,2024年のオープンを予定しています。ありのままの自然のなかで,モダンでラグジュアリーかつアジアらしい建築による,低層低密度な開発となります。建築とインテリアは,タイムレスなデザインで,地元の素材やベトナムの伝統的デザイン要素を融合し,この土地らしさを創出します。第1期では,唯一無二の絶景を誇る,25戸の分譲ヴィラを含む72室の開発を行います。
インドチャイナ・キャピタル社 CEO
ピーター・ライダー 氏 Peter Ryder