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イリア

Total Design Solutions 全てのモノとコトをデザインする

株式会社イリア
東京都港区赤坂6-5-16
ペアホースビルディング3階
Tel.03-5561-2500
HP: https://www.ilya.co.jp/

社会変化に対応し
クライアントの要望に
最高の品質で応える

イリアは1985年に設⽴,現在38年⽬を迎えた。

インテリアのデザイン・家具・コンストラクションを3本柱として,ホテル,オフィス,研究所,医療福祉施設など様々な分野においてインテリア業界のリーディングカンパニーとして歩み続けている。

この37年間の歩みの中で,イリアはそのサービスを深化・拡大してきた。

例えば,オフィス分野では,調査・分析に基づき,最適なワークプレイス構築の要件を整理するFP※1業務。ホテル分野では,最上流の企画段階からのコンサルティングや,FFE※2について世界中から最適なサプライヤーを選定しコスト・品質管理・納品までをトータルサポートするPA※3業務。

この他,研究施設分野における実験系FFEトータルサポート業務,⼤規模開発の内装監理業務など,マーケットやクライアントのニーズの動向を先取りしたソリューションビジネスを,積極的に展開している。

※1 FP(Facility Programming):ファシリティプログラミング

※2 FFE(Furniture Fixture & Equipment):家具・什器・備品の調達

※3 PA(Procurement Agent):家具・什器・備品の調達代行サービス

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図版

様々な派生業務への取組み

FP業務からのトータルソリューション

FPは,オフィスプロジェクトの最初期において,クライアントのワークプレイスへの要望を分析し,設計与条件を策定する重要なフェーズである。

パナソニック東京汐留ビルのVIPフロア改修では,FP段階でクライアントの思いと要求事項を整理して,これをデザイン・家具・コンストラクションへと展開し,短期間でグローバル企業に相応しい高品質なエグゼクティブスペースを実現した。

図版:パナソニック東京汐留ビル

パナソニック東京汐留ビル

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ホテルデザインとPA業務

メガ・ホテルチェーンがグローバルに展開するマルチブランド戦略において,ブランドコンセプトを最前線で体現する家具・什器・備品は,極めて重要なミッションを担う。それをトータルにプロデュースするのがPAである。

ザ・リッツ・カールトン沖縄では,イリアのインテリアデザイナーとPA担当が連携し,最上級の華麗なホスピタリティ空間を構築した。

図版:ザ・リッツ・カールトン沖縄

ザ・リッツ・カールトン沖縄

研究開発施設における実験系FFE

増加するR&D施設新設における実験系FFEの需要に,トータルサービスで対応している。顧客の担当チームと連携し,仕様を取り纏め,施設の設計・施工者との調整,発注管理などをワンストップで担い,顧客側の業務負担を軽減するとともに,鹿島グループの価値向上にも貢献する。

資生堂グローバルイノベーションセンターでもインテリアデザインとともに実験系FFEを担当した。

図版:資生堂グローバルイノベーションセンター

資生堂グローバルイノベーションセンター

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社会的課題の解決に向けた
R&Dの推進

コロナ禍とロシアのウクライナ侵攻が大きな試練となったが, これを,より持続可能で強靭かつ公正な世界再構築への契機と捉え,SDGsをはじめ様々な取組みが推進されている。そうした社会とクライアントのニーズに応える,最新かつ最適なTotal Design Solutionsを提供するため,イリアは鹿島グループ内はもとより,グループ外の大学・メーカー・コンサルタントなどとも連携した戦略的R&Dに注力している。

リニューアルを
もっと静かに, 短く, 安く

居ながらリニューアル工事の
騒音・振動・臭気低減

フロー型社会からストック型社会へ。サステナブル社会構築のためにリニューアル技術は重要なキーとなる。しかし,稼働中の建物を改修する「居ながらリニューアル®工事」では,発生する工事の騒音・振動・臭気などへの対策が必要であり,例えばホテル改修では,工事エリア周辺に使用できない客室が必要となったり(売止),オフィス改修では工事時間帯が制限され,夜間工事が連続し全体工期が長期化したりといった高いハードルがあった。

本R&Dの目的は,このハードルを下げることにある。データに基づき環境負荷を想定して,低騒音・低振動・低臭気の工具・工法と,ITを利用した管理技術によるメニューを構築し,顧客と環境に最適な「居ながらリニューアル工事」を提案する。

鹿島の建築管理本部,技術研究所,東京建築支店ほかとの連携で進めている。

図版:低環境負荷 居ながらリニューアルの提案イメージ

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ワークスペースで
もっと価値創造を

ABWオフィスの知的生産性・健康性向上 / コミュニケーション活性化

オフィスは,今や多くの企業にとって企業価値創造の主戦場であり,ハイブリッドなワークスタイル/プレイスへのGreat Resetが進んでいる。ABW(Activity Based Working)を導入する企業は多いが,企業ビジョンや文化を踏まえつつ,最大のアウトプットが得られる最適なABWオフィスを構築するには,知的生産性,ウェルネス,コミュニケーションなどについての最新エビデンスに基づく計画が重要である。

図版:共同研究【ABWオフィスの知的生産性・健康性向上】

共同研究【ABWオフィスの知的生産性・健康性向上】
ワークエンゲイジメント,ウェルネスなどに与えるABWや
バイオフィリックデザインの効果について検証
(技術研究所/慶應義塾大学伊香賀研究室/イリア)

図版:実証実験【ABWオフィスにおける交流促進】

実証実験【ABWオフィスにおける交流促進】
組織に眠る「暗黙知・形式知」を共有する「場」の構築
における「集合知マップ」とIoTによる支援について検証
(技術研究所・建築設計本部/OKI/イリアほか)

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海外プロジェクトの取組み

海外ホテル

イリアは設立以来数多くの海外ラグジュアリーホテルを手掛けてきた。シンガポール,バンコク,ジャカルタ,マニラ,香港,ヤンゴンなど主に東南アジアを中心にホテルのデザインやPA業務の実績をあげてきている。直近の事例であるザ ツバキタワーはグアム島の高級リゾートホテル。ロビー,客室,レストランなど全館のトータルデザインとPA業務を担当し,2021年に開業した。

図版:THE TSUBAKI TOWER

THE TSUBAKI TOWER

シンガポール支店

シンガポール支店は今年で設立11年目を迎える。主にオフィス移転やハウジング改修計画のデザイン・家具・コンストラクションまでを手掛けている。物件の紹介から引越しまでワンストップサービスを行い,現地においても日本と同等のサービスを提供し,クライアントから高い評価を得ている。アジア諸国の設計案件も手掛けており,東南アジアのHUBとして業務展開を行っている。

図版:Bishopsgate Residence

Bishopsgate Residence

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中国プロジェクト

中国プロジェクトでは2002年以降,中国国営企業や中国大手ディべロッパーのオフィスビル,大型ショッピングセンターなどのデザインをコンペで入手してきた。写真は上海証券取引所の社員食堂。建築設計はマーフィー/ヤーン。イリアは全館のインテリアデザインを国際コンペで入手した。証券所の大ホール,一般執務エリア,VIPエリア,空中庭園などの基本設計を担当し2020年に開業。

図版:上海証券取引所

上海証券取引所

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