vol.128
鹿島と婦女子教育の誇りと魂
仙台大学報道室 佐藤美保

鹿島から寄贈された川平KMCH
(KAJIMA MEMORIAL CLUB HOUSE)の基本理念を呈示したパネル
朴澤泰治理事長による挨拶
勝治東北支店長(左)へ感謝状贈呈
こけら落としを記念した親善試合
仙台大学附属 明成(現役)VS オール明成(OB)
日本の婦女子教育におけるパイオニア,朴沢学園は,1879(明治12)年,仙台市中心部に裁縫学校「松操私塾」を創設したのが始まりです。それから144年,世界のバスケットボールプレイヤー八村塁を輩出した仙台大学附属明成高等学校(仙台市青葉区)と仙台大学(宮城県柴田郡柴田町)を有し「実学と創意工夫」をモットーに歩んで参りました。
鹿島さんの多大なるご尽力により,明成の隣接敷地に「川平キャンパス」を新築し,2月18日に行ったこけら落としには,多くの教育関係者においでいただきました。名実ともに仙台の地に学び舎を建てた仙台大学はなお一層,教員養成をはじめとした人材教育に邁進致します。
42年前,単身赴任先だった鹿島秋田営業所にて突然,脳溢血で他界した父は,自分が手掛けたダムや空港が完成すると,わたくしたち家族を必ず連れて行ってくれました。「100年をつくる会社 鹿島」いいえ,その地域の空気を壊すことなく見事に調和する品格溢れる建物は,100年を超えてさらに輝きを増します。ここにも鹿島を愛した父の魂が息づいていることでしょう。