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DX推進と働き方改革

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202107

左:JAXAとの共同研究,1,000km以上離れた遠隔施工実験(7月号 Kboard)
右:A4CSEL for Tunnel 吹付作業の自動化の様子

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ITパイロットが自動化重機に指示,監視を行う
「成瀬ダム」の管制室

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A4CSELによる自動化重機が堤体打設を行う
「成瀬ダム」

IoTやAI,ビッグデータを活用したデジタル社会の到来。当社のDX推進は,多様化する顧客ニーズに応え新たな価値を提供する「攻めのDX」,そしてデジタルの力で労働力への負荷を軽減し生産性を高め,働き手にとって魅力あふれる業界に創り変える「守りのDX」,この2本を経営事業戦略の柱として打ち出している。本誌9月号ではこの展望と施策について特集。当社土木現場では,IoT管理による施工中のタイムリーな修正対応や,BIM/CIMを駆使したデジタル上の施工シミュレーション,また建設現場をVR空間内に再現した遠隔地とのコミュニケーション・システムなどの運用を開始している。また,「A4CSEL」による自動化建設機械が連携して最長70時間連続の堤体打設を行う「成瀬ダム堤体打設工事」(秋田県雄勝郡東成瀬村)では,ITパイロットが管制室から指示を出し最盛期には5機種23台が稼働する。さらに,山岳トンネル工事を対象とした自動化施工システム「A4CSEL for Tunnel」の開発も進み,土木の現場を労働集約型から情報集約型の工場へと変えていく。JAXAとの共同研究では,月面での建設機械の遠隔操作・自動運転を目指した実験を成功させた。

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202109

デジタルツインイメージ(9月号 特集)

建築では,建築プロジェクトの全てのフェーズにおいて建物情報のデジタル化を進め,仮想空間上に再現されるバーチャルな建物と,実際に施工したリアルな建物によるデジタルツインを実現。顧客とのスマートな合意形成や,建物資産価値の向上につなげている。施工では,生産性向上と働き方改革の実現を目指す,鹿島スマート生産を推進。本誌2月号Kboardでは,スマート生産技術を適用する代表的モデル現場「横濱ゲートタワー」(横浜市西区)における「外装取付アシストマシン」「耐火被覆吹付ロボット」など,最新の技術公開の様子を伝えた。

本誌11月号では,働き手不足が喫緊の課題である建設業の「次世代の担い手確保」を特集。当社は建設キャリアアップシステムの推進,評価制度による処遇改善,技能者の育成・定着,またDX推進と併せた安全・安心の働きやすい作業環境・職場づくりを通して次世代の担い手確保に努めていく。こうした動きのなか,本誌連載「私たちの働き方」では,4月号でオフィスのABW(Activity Based Working)に率先して取り組んだ関西支店建築設計部を,9月号では工事事務所のIoT化をボトムアップで推進した「本牧埠頭A突堤ロジパーク計画工事事務所」(横浜市中区)を紹介。さらに,社員の自由な発想と闊達な議論を促す場所として「KX-LAB」の本格運用を開始した。社員同士が部門を越えて相互に刺激し合う場としての活用を目指す。

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202111

鹿島パートナーカレッジにて行われた
当社社員合同の現場見学会・勉強会(11月号 特集)

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202102

「横濱ゲートタワー」でのスマート生産技術公開
(2月号 Kboard)

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202106

新研修施設「KX-LAB」の本格運用を開始
(6月号 Kboard)

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