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特集 新たなる研鑽の場 思いと技術を受け継ぎ,挑戦しつづける

鹿島に,新たに3つの“研鑽の場”が創設された。建設に携わる若手技術系社員を対象とした技術力を高める場 「鹿島テクニカルセンター」,中堅以上の社員を対象とした次世代リーダー育成の場「KX-LAB」,
そしてドーミー南長崎に併設され,部門・世代を超えた交流を通じて自身を高める場「KX-SQUARE」。
「100年をつくる」当社の技術を先代から受け継ぎ,次世代へ繋いでいく。そして目まぐるしく変化する環境の中で常にアンテナを張り巡らせ,自らアップグレードしていくマインドを持つ。用途・目的・対象は異なれども,3つの施設には,私たちが必要とする技術や考え方のヒントが集約されている。
各々が成長し,可能性を広げるため,ともに進もう。「さぁ,次の100年へ。

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人事部長
甘利泰生

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昨今,「人的資本経営」という言葉をメディアで目にしない日はないほどですが,人事部では数年前から,社員⼀⼈ひとりが実⼒を⾼めて常に挑戦しつづける仕組み,そして個⼈と会社が互いにWin-Winとなる企業⾵⼟を構築することが必要であると考え,諸施策をいかに有機的に連動させるかを検討してきました。

人手不足や少子高齢化,人口減少などのトレンドは今後も加速していきます。当社でも,性別や年齢,価値観など多様な⼈が集まり,一緒に働く状況がさらに進むでしょう。我々の生産活動の質を高め,新たな価値創造を図っていくうえでも,多様性を増す人材が互いに協⼒しつつ,切磋琢磨し合うことの重要性が増し,リーダーシップのあり方も変わっていくと考えられます。また,若い世代を中心に,会社は⾃律的にキャリアを追求する個人が集まるコミュニティという形に,徐々に変化していくとみています。長時間労働の削減を達成した先を見据え,中長期的な視点に立ち,準備を怠らないようにしたいところです。

人材開発の領域については,これから会社が提供するのは,「学び」のコンテンツもさることながら,「学び方」であったり,「学び」の原動力である「気づき」であるととらえ,これまでの研修のスタイルを変革しようとしています。能動的に自らのスキルを高める意欲的な人材には惜しみなくサポートする,そんな姿を目指したいと考え,タレントマネジメントシステム(HCM Cloud)を導入し,利活用を進めようとしています。

今回のコロナ禍では,柔軟な働き⽅の推進などを通じた高い⽣産性の達成が求められました。リモートで働ける環境にも慣れてきたところではありますが,一方で,対面でリアルに会うことの価値も,あらためて認識されたかと思います。

横浜市鶴見区にできた鹿島テクニカルセンター,東京都豊島区にできたKX-LABとKX-SQUAREは,いずれもこれまでの当社にはなかった個性的なものです。これらの施設で学んだことを実践に活かし,また新たな「気づき」に繋げていくダイナミズムこそが組織を活性化させると考えます。これからの当社グループを担う皆さんが是非積極的に利用し,対面で会うことの大切さを実感するとともに,熱い議論を交わし,挑戦への思いを新たにすることで,日々の職務に邁進するエネルギーを得てほしいと思います。

ContentsMay 2023

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