Photo: 西山芳一
宮古盛岡横断道路
新区界(しんくざかい)トンネル工事(岩手県宮古市~盛岡市)
宮古盛岡横断道路は三陸沿岸の宮古市と内陸の盛岡市を結ぶ全長約66kmの高規格道路で,東日本大震災の復興支援道路として建設が進められている。
当社JVが担当した新区界トンネルは,同道路最大の難所と呼ばれる区界峠を貫く全長約5kmの長大トンネルで,道路トンネルとしては岩手県内で最長となる。
完成により冬季の安全な通行や通行時間の短縮,災害時・緊急時の命の道として,地域住民から大きな期待が寄せられている。
完成した本トンネルは舗装工事などを行ったのち,2020年内に開通予定。
- 発注者:国土交通省 東北地方整備局
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規模:NATM 本坑―延長4,998m
仕上がり幅員12m 内空断面積94.9m2
避難坑―延長5,045m 幅員5m
内空断面積15.5m2 -
工期:2014年2月~2019年8月
(東北支店JV施工)
4ブームフルオートコンピュータジャンボを日本で初めて適用し,高速施工を実現した
Photo: 西山芳一
覆工コンクリートの施工には,ツインアーチフォーム(TAF)工法を導入,
コンクリートの品質を向上させた
施工中の起点側(宮古側)坑口。右が本坑,左が避難坑
完成した本坑坑口
Photo: 西山芳一