大規模地震対策初立池耐震補強工事
- 住所:
- 愛知県田原市
- 発注者:
- 水資源機構
- 設計者:
- 水資源機構
- 監理者:
- 水資源機構
- 工事内容:
- 堤内土取場掘削121,100m3
上流側補強盛土61,000m3
下流側補強盛土98,100m3
仮廻し水路工φ500 L=1,460m - 工期:
- 2013年3月~2015年9月
(中部支店施工)
ダムは,重要な社会インフラであり,より高い耐震性・安定性が求められる。ダム堤体の補強も各地で盛んに行われている。現在,耐震補強工事が行われているのが初立ダムである。
初立ダムは,1966年から67年にかけて当社が本堤を施工した灌漑用のアースフィルダムで,渥美半島先端部に位置し,豊川用水の最終調整池として周辺田畑に農業用水を供給している。耐震補強工事は,貯水池の水を抜いたドライな状態で行われた。大規模地震時における既設堤体の安全性を図るために堤高22.5m,堤頂長346mの既設堤体の上下流に補強盛土を設置。上流側補強盛土は透水性,強度,剛性を高めるため購入砕石を使用し,下流側補強盛土は貯水池内から掘削した土を使って貯水容量の確保と合理化を図っている。工事は9月に竣工する予定になっている。
盛土施工状況
再開発前の全景
盛立が完了し,試験湛水時の初立ダム全景