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B・OA plus(ボア・プラス)
ビルの快適性、利便性を高める
B・OAネットシステムを進化させ、
在室者の省エネ行動を促進するための環境づくりを提案します。
ZEB(ゼロ・エネルギー・ビルディング)の実現には、ワークスタイルに合わせた在室者の節電意識が重要になってきます。節電意識を高めるには、個人に関係しているエネルギー量を知ることから始まります。しかしながら、従来のビルでは各自の席で見るための環境が整っておらず、別途見える化のための通信インフラを構築する必要がありました。鹿島のB・OA plusは、B・OA(ボア)ネットシステムの通信インフラを有効活用し、コンセント消費電力の内訳を自席のパソコンから見ることができるシステムなど、在室者に省エネ行動を促す仕組みを提供します。2011年に実施した当社KIビルのZEB化改修のリニューアル工事で導入しました。
エネルギーのリアルタイム見える化システム
省エネシステムと人とをつなぐインターフェースとして、照明や空調、コンセント等のエネルギー消費量、太陽光(PV)の発電量の情報を在室者に提供し、B・OA plusを実現させるためのシステムです。自席のパソコンやスマート端末からいつでも閲覧することができ、執務者の省エネ行動を誘発します。
- オフィスビル全体の電力消費量をリアルタイムにグラフ表示
- 1営業日前との比較や省エネ目標値に対する使用率も表示
- オフィスにおけるコンセントの電力消費量の内訳をグラフ表示
スマートデバイスを利用した省ワークスタイルの検証と最適化
環境測定やスマート端末を用いた行動モニタリング、アンケート手法を利用し、知的生産性に与える影響について検証しています。
タブレット端末による満足度アンケート
B・OAネットシステムを利用して、簡易に在室者の満足度を光、熱環境で調査して、快適性と省エネを両立させた制御を実現することができます。
ZEB化改修を行った鹿島KIビルでは、導入した省エネ技術がワークスタイルやプロダクティビティに与える影響について、タブレット端末を用いたアンケートなどを通じて測定を行い、ワークプレイス環境の最適化に繋げています。
KIビルZEB(ゼロ・エネルギー・ビルディング)化改修
既存オフィスビルにおける省エネ・CO2削減リニューアル工事の標準モデルとして、B・OA plusを採用した鹿島KIビルのZEB(ゼロ・エネルギー・ビルディング)化をご紹介します。
鹿島KIビル6階の専有部約500m2を夏期休暇9日間で改修
鹿島KIビルはインテリジェントビルの先駆けとして建設され、完成から23年が経過しました。今回のリニューアルでは、既存ビルのZEB化に着目し、6階の半分のフロア(500m2)に居ながら®※リニューアル工事を行いました。
夏期休暇中の9日間で工事が完了するため、引っ越し等の煩雑な作業は必要ありません。高効率な空調システムの導入、照明・空調の制御(センシング)、太陽光発電による電力マネジメントなどを行うことにより、一般オフィスと比較してエネルギー消費量50%削減を目標とした実証実験に取り組んでいます。
鹿島KIビル
- 所在地:
- 東京都港区
- 規模:
- SRC造 地上9階、地下1階 延べ29,469m2
- 竣工:
- 1889年2月
- 2011年のZEB化改修において、照明・空調・コンセントだけでなく、太陽光発電量や蓄電池残量もリアルタイム表示
- コンセント系は、パソコン・複合機など用途別に見える化、利用者の省エネ行動を誘発する仕組みを実証