国家レベルで女性活躍推進への取組みがスタートした2014年。
月報では,様々なコーナーで,当社の女性社員が活躍する姿を紹介した。
安倍内閣は,6月に打ち出した新たな成長戦略のなかで,日本経済の再生に必要な民間活力のひとつに女性の活躍を掲げた。これを受け,建設業界でも積極的な取組みを展開するなか,月報では6月号で「輝ける旬の女性たち」と題し,女性社員の働き方を特集した。ここでは,当社における豊富な女性活躍の機会を紹介するため,技術系をはじめ設計,開発,研究,営業,人事など,幅広いジャンルで活躍する女性社員12名に“建設業の魅力”を語ってもらった。彼女たちのひたむきに働く姿,生の声は社内外から大きな反響を得て,抜刷り3,000冊を発行。太田昭宏国土交通大臣をはじめ国土交通省,内閣府,日本建設業連合会(日建連),マスコミ各社などに広く配布された。
この他にも本誌では,“日本を再建する一端を担いたい”との強い意思をもって震災復興の最前線で頑張る女性社員(6月号「鹿島紀行」)や,日建連が企画する「なでしこ工事チーム」への当社第1号登録のニュース(11月号「K board」)など,様々なコンテンツで女性社員の活躍を紹介した。
また,社内広報だけでなく,新聞,雑誌,テレビなど,社外からの取材依頼も多数寄せられ,広報室では積極的な広報活動を展開。たくさんの女性社員が各種メディアを飾った。当社全体としての女性活躍推進に関する取組みは,建設現場の環境整備を喫緊の課題に,各種研修制度や既存制度の見直しなど,具体的な検討が進められている。さらに,日本経済団体連合会からの要請を受け「自主行動計画」を策定。「当社の技術系女性社員・女性管理職を5年で倍増,10年で現在の3倍にすることを目指す」ことを明確にした。