東日本大震災から5年が経った。今もなお決して風化されない記憶。当社は,現在も東北の復興支援業務に取り組んでいる。本誌では3月号から3ヵ月連続のシリーズで福島・岩手・宮城の被災地の現況と,東北復興に関わる人たちの「一日も早く元の生活を取り戻したい」という思いを伝えた。東北の地に腰を据え,最前線の現場で働き続ける社員も数多くいる。建設業の社会的使命を感じながらも働く彼らが背負っているのは“人々の思い”。本誌5月号では,押味社長と復興に尽力する社員との座談会「社長と語ろう」を掲載。
今年は,岩手県陸前高田市の防潮堤が12月に完成。三陸沿岸道路と東北の主要都市を結ぶ復興支援道路の一部をなす月舘高架橋(福島県伊達市)が10月に連結するなど復興が着実に進んでいる。
震災以降,全町避難が続く福島県双葉郡大熊町。当工事では,中間貯蔵施設建設予定地内に1日あたり200tの処理能力となる仮設焼却施設を整備後,大熊町等で発生した津波廃棄物,家屋解体廃棄物,除染廃棄物など計22万6,000tの焼却処理を行う。工期は,2016年5月から2022年3月の予定。