ホーム > KAJIMAダイジェスト > December 2022:特集 KAJIMA YEARBOOK 2022 > 宇宙建設にむけて

宇宙建設にむけて

図版
202201

月面人工重力施設「ルナグラス®」(当社提案)(1月号 特集)

本誌1月号,今年の初特集は「宇宙」で幕を明けた。岐阜県飛騨市で建設が進む,素粒子研究の発展や,宇宙進化史の解明に期待が寄せられている東京大学の実験施設「ハイパーカミオカンデ」を現地取材でリポートした。当社は11月現在,地下空洞へのアクセス坑道とアプローチ坑道の掘削を終え,工事は次の段階へ進もうとしている。

さらに,京都大学と当社との共同研究「人工重力居住施設」の構想を紹介。これは,回転による遠心力を利用し,宇宙空間や月面,火星面といった異なる重力環境において,地球環境と同等の重力を発生させ,その内側で人類の居住を可能にするというもの。「ルナグラス®」は,人工重力施設を天体(月)の上で建設する。回転によってつくられる仮想重力が描く形状はその天体特有のワイングラスのようになる。そのほか火星上の人工重力施設「マーズグラス®」,人工重力を備えた都市構想「マーズ・グラス・シティ」を紹介した。これらの「宇宙建築」研究は各種メディアでも報じられ,大きな反響を呼んでいる。

京都大学との共同研究の続報として,11月号Kboardでは,宇宙に縮小生態系を移転するためのコンセプト「コアバイオーム」,地球,月,火星の惑星間を移動する人工重力交通システム「ヘキサトラック」の研究を報じた。

改ページ
図版
202211

惑星間を移動する人工重力交通システム
「ヘキサトラック」(京都大学提案)(11月号 Kboard)

図版
202201

「ハイパーカミオカンデ」アクセス坑道(1月号 特集)

ContentsDecember 2022

ホーム > KAJIMAダイジェスト > December 2022:特集 KAJIMA YEARBOOK 2022 > 宇宙建設にむけて

ページの先頭へ