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災害対応・地域復興に臨む

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紀伊半島赤谷地区の3号砂防堰堤工事では,出水期の掘削・土砂運搬を遠隔操作による無人化施工で実施
(7月号 特集)

世界各地で気候変動にともなう異常気象や豪雨災害のニュースが今年も相次いだ。

本誌7月号特集では,紀伊半島赤谷地区(奈良県五條市)における2011年の台風被害で発生した,斜面崩壊土砂による河道閉塞の緊急対策工事,そこから約10年間に及ぶ抜本対策工事の過程を追った。度重なる台風の中で進められてきた緊迫感のある現場を,工事関係者のインタビューと克明な記録で振り返った。

2月号特集「自治体×鹿島グループ」では,鹿島グループが支援するBCPを組み入れた公共施設の包括的な施設管理を紹介。鹿島グループが開発した「Nadiss®」と「ERS災害アラートQ」によるシステム連携は,地震発生から短時間で,災害情報と建物の推定被害値を建物管理者に自動配信するソリューション。発災後に避難場所としてその施設の活用が安全かどうかといった判断と初期対応に役立てられる。

9月号Kboardでは,岩手・宮古湾に注ぐ閉伊川の河口部における防潮堤・防潮水門工事を伝えた。東日本大震災では河川を逆流した津波が市街地に大きな被害をもたらした。川魚が豊富で地域住民との関わりが深い閉伊川。現場は,工事が回遊魚の遡上へ与える影響を調査し,自然環境に配慮した復興工事を地域と協調し2027年竣工にむけて進めている。

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202207

無人化・自動化施工操作室の様子(7月号 特集)

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202209

「ハイパーカミオカンデ」アクセス坑道(9月号 Kboard)

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