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特集 新年に臨む世界と日本の拠点から いざ!2021 注目プロジェクト-3

KUSA

シャーロットの
新たなランドマークへ

Charlotte Metro

私たちバトソンクックは2008年にKUSAグループに加わり,米国南東部を中心に,オフィス,高層住宅,病院,商業施設などを多数手掛けてきた。ノースカロライナ州シャーロットは全米第2の金融センターとして発展を続けており,私たちも2016年に支店を開設し,中心部のアップタウン地区では,建設中も含め17件のプロジェクトに関わっている。現在建設中のCharlotte Metroは,下層階に商業施設も入居する高層オフィスビルで,完成すると高さ約200m,シャーロットで3番目に高い建物になる予定。建物の最上部には大型のスクリーンが設置され,街の新たなランドマークとなることが期待される。このプロジェクトでは,セルフクライミング型枠システムを採用し,工事の進捗に伴い,油圧を使用して型枠全体を上昇させ,作業効率の向上に貢献している。

街の中心部で,教会やアパートなども近接しているため,資材の搬入や騒音で周囲に影響を与えないよう,竣工まで安全に作業を進めていく。

図版:完成予想パース

完成予想パース

図版:(右)ランディ・ホール バトソンクック社長(左)アンドリュー・トーマス現場所長

(右)ランディ・ホール バトソンクック社長
(左)アンドリュー・トーマス現場所長

場所:
米国ノースカロライナ州
シャーロット
発注者:
Childress Klein Properties
設計:
TVS Design
用途:
オフィス,商業施設
規模:
RC造 B2,40F 延べ95,225m2
工期:
2019年5月~2022年10月
(バトソンクック施工)
改ページ

KAP

アジアの統括事業拠点
The GEAR着工

The GEAR

KAP傘下のKD社は,2019年からシンガポールにおいてアジアの統括事業拠点の開発事業に着手し,昨年着工。このたびその名称をKajima Lab for Global Engineering, Architecture & Real Estate(The GEAR)に決定した。この自社ビル開発により,これまで同国に点在していたグループ各社が集結,技術研究所のシンガポールオフィスKaTRIS(Kajima Technical Research Institute Singapore)が研究施設を新設し,技術開発を推進する。

The GEARでは,外部企業,政府機関や大学などとのオープンイノベーションを通じ,東南アジア地域統括拠点の強化,および事業部門と技術研究開発部門の協働・連携に加え,新たなビジネスをインキュベートすることも企図している。

当社開発設計施工で,これまでにない先進的な施工技術を活用し,新たな時代の建設に取り組む。

図版:完成予想パース

完成予想パース

図版:内観イメージ

内観イメージ

図版:(左)KOAS山越広志Project Manager(右)KD石川和良Project Director

(左)KOAS山越広志Project Manager
(右)KD石川和良Project Director

場所:
シンガポール共和国
チャンギビジネスパーク
設計:
当社建築設計本部
用途:
オフィス,研究施設
規模:
RC造 B1,6F 延べ13,087m2
工期:
2020年12月~2023年3月(予定)
(Kajima Overseas Asia
(Singapore)施工)
改ページ

KE

元気はつらつ
このプロジェクトに託す

シフィエボジン・
フルフィルメントセンター

新年の幕開けに際し,重要顧客パナトニ社からBTS(注文開発)案件として請けたシフィエボジン・フルフィルメントセンター建設工事を紹介する。ポーランドはどこもかしこもまっ平らな土地で平屋が常識であるが,それを覆す全面四層で屋根を除き柱・梁・床すべて超重量級のPC構造である。

eコマース世界最大手のテナントは2014年以来中欧に配送拠点を移しており,新規10件のうちプラハ,ポーランド(2ヵ所)に続き,これが4件目である。テナントの要望でもあり当社の強みでもある柔軟な設計変更調整と短工期に応えるべくコロナ禍をもろともせず,むしろ前進させる勢いで現場も支援部署も懸命に頑張っている。KE開発部門がJVで参画しており,KE社の発展に導くことを祈念した。

図版:現場全景

現場全景

図版:(右)ジェルシュ・クロリコヴスキ現場所長(左)スラヴェック・シアックConstruction Manager

(右)ジェルシュ・クロリコヴスキ現場所長
(左)スラヴェック・シアックConstruction Manager

図版:(右)岩崎雅則KE建設統括(左)マチェック・ルンキェビッチェ カジマ・ポーランド社長

(右)岩崎雅則KE建設統括

(左)マチェック・ルンキェビッチェ
カジマ・ポーランド社長

場所:
ポーランド シフィエボジン市
発注者:
パナトニ・カジマJV
基本設計:
Ferma Kresek
実施設計:
カジマ・ポーランド
用途:
フルフィルメントセンター
規模:
RC造 B1,4F 延べ188,805m2
工期:
2020年6月~2021年8月
(カジマ・ポーランド施工)
改ページ

KA

オークランドの街の新しいシンボルが完成

The Pacifica

ニュージーランド最大の都市オークランドでは,アイコンNZが施工を担当した超高層集合住宅パシフィカ・プロジェクトが,昨年12月に無事竣工を迎えた。本プロジェクトでは,全建築面積をカバーする大型ジャンプフォーム工法をNZで初めて採用。工事の進捗にあわせて作業用足場や柱・壁の型枠を一体的にせり上げる工法で,天候による影響を最小限に抑えながら,安全性,生産性の高い施工を実現した。

最大の特徴は,マオリ族の伝統的なモチーフである「ピコルア」を模した,ねじれたリボンのような低・中層階の外装である。このループは決して途切れない人と人との絆を象徴するもので,私たちのチームも紆余曲折を乗り越えて,この複雑で美しい外装を完成させることができたと感じている。

ベン・リグレー現場所長

ベン・リグレー現場所長

図版:外観

外観

改ページ
図版:パシフィカ・プロジェクトのプロジェクトチーム

パシフィカ・プロジェクトのプロジェクトチーム

場所:
ニュージーランド オークランド市
発注者:
Hengyi Pacific Ltd
設計:
Plus Architecture
用途:
集合住宅,ホテル
規模:
RC造 57F 273戸 45室 
延べ44,494m2
工期:
2017年12月~2020年12月
(アイコンNZ施工)
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中鹿

台湾から世界に誇る
未来都市を
THE GLOBAL ONE

南榮世界明珠開發案新建工程

台北市の東の玄関口として再開発が進む南港地区。昨年ここで中鹿史上最大規模の工事が開始された。延床23万m2,台北でも有数の高級住宅をメインとし,商業オフィスエリアを含めた複合施設である。これほどの大規模工事を,現地企業から直接受注できることも,鹿島がいかに台湾社会に深く根付いているかを物語っている。

日系建設会社とのJVで入手した本案件,最大108名の組織は,7名の日本籍社員と101名の台湾籍社員で構成される。プロジェクト全体のコミュニケーションを大切にする塩﨑所長のもと,非常に明るい所内の雰囲気が,今回注目の理由。

現在杭工事を終え,これから本格的に逆打ち工法による躯体工事を開始する。まだまだ工事は道半ば。鹿島が手掛ける台湾BIGプロジェクト,皆さま是非ご期待ください!

図版:完成予想パース

完成予想パース

図版:塩﨑寛吉現場所長と現場全景

塩﨑寛吉現場所長と現場全景

図版:現場に携わるメンバー

現場に携わるメンバー

場所:
台湾 台北市
発注者:
南榮開發股份
設計:
(建築)三大聯合建築師事務所
(構造)永峻工程顧問股份
用途:
住宅,オフィス,商業施設
規模:
RC・S・SRC造 B4,26~30F,
PH3F 全8棟 総延べ229,592m2
工期:
2020年2月~2024年3月
(中鹿営造JV施工)
改ページ

鹿島中国

中国一の漢方工場を
目指す!

津村盛実高品質中薬産業基地項目

未来を創造し,技術で中国社会に貢献する。そしてNo.1ブランドになる。鹿島(中国)の現地社員が中心となって作成した将来に向けたビジョンである。この言葉通り,鹿島(中国)では高度な技術・計画が必要な医薬分野などを中心とした高品質な生産施設を手掛け,現地ゼネコンと差別化を図りながらNo.1ブランドを目指している。

本工事の施主であるツムラとも,日本での関係はもとより2009年の上海津村二期工場から続く現地での良好な信頼関係によって,設計施工での受注に成功した。

鹿島(中国)だけでなく当社エンジニアリング事業本部からも支援を受けながら,オール鹿島で施主満足度の高い建物を目指していく。

張華現場所長

張華現場所長

図版:建物外観

建物外観

図版:現場集合写真

現場集合写真

改ページ
場所:
中国 天津市
発注者:
津村盛実製薬
基本設計:
当社エンジニアリング事業本部
実施設計:
天津市医薬設計院・鹿島(中国)
用途:
工場,倉庫,事務所ほか
規模:
RC・S造 B1,4F 
延べ41,002m2
工期:
2019年4月~2020年12月
(鹿島(中国)施工)

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