ホーム > KAJIMAダイジェスト > June 2014:特集「輝ける旬の女性たち」 > file-3:開発事業を支える女性

KAJIMAダイジェスト

file-3 開発事業を支える女性

図版:永守麻佑子さん

永守麻佑子

(ながもり・まゆこ/富山県出身/工学系研究科都市工学専攻修了)
開発事業本部 開発計画部

2008年入社。開発事業本部事業部に配属され,入社前から希望していた住宅開発を担当。当時のフラッグシッププロジェクト「うぐいす住宅建替え事業」に携わる。2012年から開発計画部へ。現在は,学校や病院,商業施設などのコンサルティングを行っている。最近の趣味は,体を動かすこと。ゴルフや水泳,ランニング,ヨガ,ピラティスなど様々なものに取り組む。入社後に始めたゴルフは,コミュニケーションの一助にも。

「まちづくり・空間づくりに関わる仕事がしたい」。都市工学を学び,不動産関連の職を志望していた永守麻佑子さんは,鹿島の開発事業に専業デベロッパーとは違う魅力を感じたという。事業フェーズや用途が細分化されない事業推進体制と,常に先進的で幅広い業務に携われる土台があること。更には,デザインの魅力も大きかった。当時竣工を迎えていた「虎ノ門タワーズ&レジデンス」を目にした永守さんは,オール鹿島でつくりあげたシンプルかつ洗練されたデザインに一目惚れし,強く入社を志願するようになった。

2008年に入社した永守さんは,集合住宅の建替え事業の担当となる。建替えは,都市ストックの更新という今後の開発事業を進める上でも重要な分野だ。関連する権利者は100名を超え,プロジェクトの推進には強いリーダーシップとマネジメント力が求められた。「一生に関わることですから,権利者の方々は真剣です。正面から向き合うには,担当者も誠実かつ真剣でなければなりません。人間性が試される仕事に身が引き締まる思いでした」。永守さんは4年間,権利者調整を含む建替え事業の推進と,高級マンションの企画販売に携わった。「開発事業に携わる上で重要なマネジメントと,オール鹿島で推進するものづくりの素晴らしさを学びました」。

改ページ

2012年,永守さんは開発計画部に異動し,現在は本支店のプロポーザル支援や長期的な視点での都市開発計画の立案などの業務に携わっている。関係者の意見を聴取しながらシナリオを紐解き提案につなげ,自分が描いたシナリオ通りに物事が展開した時に達成感を感じるという。また,不動産・建設業界の10数社で将来の東京の市街地像を検討する取組みも行っている。「幅広い業務に戸惑う時も,周囲に経験豊富な先輩方がいるので心強いです」。150名ほどの部署は風通しがよく,誰にでも気軽に相談できる土壌がある。「恵まれた刺激的な職場環境に感謝しています」。

現在,入社7年目を迎え,中堅として仕事を進めていく立場になった。開発事業本部では,鹿島のDNAである進取の精神を発揮し,エンジニアリング力を活かした新たな分野へのチャレンジが求められている。「将来はプロジェクトマネージャーの立場で,上流から事業をつくり込み,開発事業を推進したい。そのためにも,一層の知識習得に励み,様々なプロジェクトを経験したい」。これからも鹿島の開発事業を支える人材として,益々の活躍が期待されている。

図版:開発事業本部は,ほぼ毎年女性を採用し,多数の“元気女子”が在籍する

開発事業本部は,ほぼ毎年女性を採用し,多数の“元気女子”が在籍する。年に数回,「なでしこ会」と称した女性の集いも開催。「仲間たちに刺激を受けて自分を鼓舞できる。元気女子たちが伸び伸びと働ける職場は,会社全体の活力にも繋がると思います」(永守さん)

Voice 大胆さと緻密さを持ち合わせる 開発事業本部 伊藤隆彦 開発計画部長

我々の仕事は,お客様に提案をして採用してもらうこと。提案に際しては,どういった内容をどう伝えるかが重要になります。これがなかなか難しく,内容を詰め込みすぎるほど伝わらない。いかに中身をシンプルにして,わかりやすく説明するかが大切です。永守さんは思いきりがよく,皆が好感を抱く,わかりやすいプレゼンテーションを実践できています。大胆さと緻密さを持ち合わせ,納得するまで責任をもって業務に取り組んでおり,将来が嘱望されています。開発事業は息の長い仕事が多いですから,「この街は私がつくった」と将来振り返れるよう,今後も業務に励んでほしいと思います。

図版:開発事業本部 伊藤隆彦 開発計画部長と永守麻佑子さん

ホーム > KAJIMAダイジェスト > June 2014:特集「輝ける旬の女性たち」 > file-3:開発事業を支える女性

ページのトップへ戻る

ページの先頭へ