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発掘!旬の社員

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道標となる言葉を胸に
羽ばたく営業マンたち

繫ぐ 組み合わせる 発展させる
集合写真

photo: 大村拓也

榎本泰成(左)

えのもと・やすなり/東京都出身/
経営学部経営学科卒業

営業本部 営業部(取材当時)
(現在:四国支店 営業部)

2009年入社。関東支店に配属となり,東部営業所で営業所事務と現場事務に従事する。主に鉄道土木工事を担当,1都4県の現場を同時期に兼務した経験もある。2013年5月営業本部に配属。企画部での研修を経て,同本部営業部へ。ライン営業として約50社の得意先を担当してきた。2020年4月より四国支店営業部に異動。趣味は野球とゴルフ,家族で大相撲観戦することも多い。スポーツ以外の趣味を探索中。

比留間正二郎(中)

ひるま・しょうじろう/東京都出身/
商学部経営学科卒業

営業本部 企画部 市場企画グループ
企画課長代理

2007年入社。本社の総務人事本部資材部で1年間研修後,2008年4月北陸支店に配属され,現場事務に従事。2011年6月中部支店に配属,新東名高速道路関連土木現場の現場事務に従事。2013年5月営業本部に異動し,企画部での研修を経て,同本部営業部へ配属。11社の営業担当としてライン営業活動に従事。2018年8月より現職となり,マーケティングに基づく市場・テーマ別営業対応に従事している。趣味はテニス。

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高橋克也(右)

たかはし・かつや/神奈川県出身/
総合政策学部政策科学科卒業

営業本部 営業部

2011年入社。東京建築支店経理部審査グループに配属。主に同支店の受注・売上・損益などの管理業務を担当。2012年5月から都内湾岸の高層マンション建設現場に2年間,港区のマンション建設現場に1年間常駐し,現場事務に従事した。2015年5月営業本部に配属,企画部での研修後,同年8月より現部署。メーカーの工場や学校改修など,担当するプロジェクトは多岐にわたる。趣味は学生時代から続けてきたサッカーだが一昨年に現役を引退。

研修での学びを「道標」として

営業本部に配属された若手社員は,まず企画部に在籍し3ヵ月間の「営業本部若手研修」を受ける。この若手研修は村上泰雄企画部長の発案で2013年からスタートしたものだ。営業本部企画部市場企画グループ企画課長代理の比留間正二郎さん,営業本部営業部の榎本泰成さん,同部の高橋克也さんの3人もこの研修の修了者である。研修では単なる知識だけではなく,実践的な戦略・戦術とともに普遍的な哲学・モノの考え方を学ぶ。研修で習得した思考法を象徴的に表したものが村上企画部長の提唱する「繋ぐ 組み合わせる 発展させる」という言葉である。そしてこの言葉がさまざまな局面で彼らの「道標」になっている。

3人のなかで最年長となる比留間さんは,この若手研修の1期生。現在は,同グループで市場の動向調査,分析を担当,ライン営業と協働し営業活動をしている。「ライン営業とはいくつかの得意先を担当し,いわゆる外回りをする営業部隊のこと。内勤のスタッフと区別する呼び方です」と説明する榎本さんは,比留間さんと同じく若手研修の1期生だ。5期生の高橋さんは「担当者の方に技術系の専門用語をわかりやすく説明したり,お客様からの要望を具体的に現場に伝えたりすることも営業の役目です」と話す。

プライベート写真

4月から四国支店へ配属となった榎本さん。家族帯同の転勤なので,週末は妻と子どもを連れて西日本のいろんなところへ出かけたいと話す。写真は妻,弟(東北支店在籍)夫婦と大相撲観戦へ行ったときのもの。
[2人からの評]頭の回転が速い。気配り・目配りが利く。家族思い。

関係を繋ぎ,そして組み合わせる

比留間さんはもともとライン営業で,11社の得意先を担当していた。「実はいまでも1プロジェクトだけ担当を継続しています」という。実現すれば日本最大規模となる再生可能エネルギー発電施設のことだ。建設業界において当社がこの分野におけるパイオニアを目指すうえでも非常に意義深いプロジェクトとなる。ライン営業では,1つの得意先に,営業部長,課長,若手社員といった2~3人のチームで担当にあたる。「営業先で構築した人間関係を後輩社員に繋ぐという伝承の観点からも,各年代を組み合わせてチームアップします」と比留間さんはチーム構成の狙いについて説明する。

4月から四国支店営業部に配属となった榎本さん。営業本部では約50社の得意先を担当していた。「営業は工事が竣工したらそれで仕事が終わるわけではありません。工事を機にお客様との関係を繋げ,発展させていくことも重要な役割です」と話す。

「社内でも,各専門部署としっかり関係性を構築し信頼を得ることが,お客様へのベストな提案に繋がります」と高橋さん。

「技術部門をはじめとした関係部署と連携し,オール鹿島の組織力最大化を図ります」という比留間さんは,企画部が蓄積してきた技術ネットワークを活用して営業マンと専門部署との橋渡しもする。

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プライベート写真

鹿島テニス部に所属している比留間さん。現在実業団への昇格を目標に練習中。写真はビジネスパル関東実業団対抗テニストーナメント東京大会に鹿島テニス部として出場し優勝したときのもの。
[2人からの評]若手営業マンの兄貴分。経験豊富で頼りになり,尊敬できる先輩。

発展させていく醍醐味

東京・大手町の超大型再開発事業「Otemachi One」は,当社が手掛ける単独の建築工事として過去最大規模の案件。「文字どおり社をあげて取り組んだビッグプロジェクトでした」と担当した榎本さんは誇らしげに語る。現場にはそれぞれ思い入れがあるという。神田明神の敷地内に建設した「文化交流館」では毎週のように神社へ足を運び,神職さんと打合せを重ねた。「ふだんお付き合いする機会のない神職さんから,新しく発行するお札の話を聞いたりしました」と営業の面白さを話す。

高橋さんは銀座地区最大の商業施設「GINZA SIX」を担当した。中央通りに面した各店舗は「のれん」として独立しており,それぞれのブランドコンセプトで建築・空間デザインや素材までこだわった演出が求められる。高橋さんは当社施工部門とともに各店舗の担当者と細かな調整を行った。もちろん契約や予算の交渉も営業の仕事だ。「お客様と一緒に課題を解決していくのも営業の醍醐味です」と高橋さんはそのときの苦労と楽しさを語る。

榎本さんは「現場は竣工したとき喜びがありますが,営業には受注したときと竣工したときの2回,大きな喜びがあります」という。「そうやってお客様と共有できる経験を積み重ねていくなかで,お客様との関係を単なる発注者-請負者からビジネスパートナーへと昇華する,それが『発展させる』という意味の1つではないでしょうか」と比留間さんはまとめてくれた。

3人は,これまでの経験と「道標」を胸に,営業マンとしてさらなる成長を遂げていくだろう。

プライベート写真

プロのサッカー選手を目指していたという高橋さん。27年間続けてきたサッカーも一昨年に引退。休日は家族で公園や動物園に出かけ,子どもたちと遊ぶことが何よりの楽しみ。写真は同僚との家族旅行。
[2人からの評]物怖じせず進んでいく姿勢は,後輩ながら見習うべき点。

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