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発掘!旬の社員

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高いプロ意識で全うする
現場事務としての役割

日本一と呼ばれるビルにしよう その自覚と誇りをもって
集合写真

photo: Shinjiro Yamada

近藤宏賢(左)

こんどう・ひろさと/東京都出身/
経済学部卒業

東京建築支店管理部現業グループ(第一統括グループ第五)

2015年入社。中部支店管理部現業グループ(東部)に配属され,現場事務業務に従事。豊橋市バイオマス資源利活用施設の建築・土木工事や新城市新庁舎建設工事,武豊火力発電所敷地内での建設工事などを担当し,多くの経験を積んだ。2019年1月に東京建築支店管理部現業グループ(第一統括グループ第五)に異動。虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業新築工事事務所にて主に経理業務全般を担っている。学生時代はラグビー部に所属。趣味は音楽ライブやフェスに行くこと。

高橋教平(右)

たかはし・きょうへい/北海道出身/
商学部卒業

東京建築支店管理部現業グループ(第一統括グループ第五)

2019年入社。東京建築支店経理部審査グループに配属され,業務を通じて現業部門会計の適正な原価計算および損益管理などを学んだ。2020年5月,現部署に異動。虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業新築工事事務所の現場事務として,赴任者や見学者の対応,所員の労働時間管理・フォローなどの総務業務全般を中心に担っている。趣味は楽器。同支店の軽音学部に所属しており,ドラムやギターを演奏する。

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自分の役割を果たす

「鹿島を代表する現場に携わっている」。「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物新築建築工事」(東京都港区)の現場に常駐して事務を担当する近藤宏賢さんと高橋教平さんは,日々そのことを心に留めながら業務にあたっている。

2人が従事するのは,「国際新都心・グローバルビジネスセンター」へと拡大・進化を続ける虎ノ門ヒルズエリアの中央に位置する再開発事業。約2.2haの施行地区は3つの街区から構成され,最大の目玉となるA-1街区には地上49階,地下4階,高さ約265mの超高層複合ビルを建設するビッグプロジェクトだ。

現場には現在170人を超える工事事務所所員が在籍し(9月時点),今も毎週のように新たな所員が赴任してきている。今後も最盛期に向け増えていく見込みだ。こうした赴任者が配属初日から仕事に邁進できる環境を整えることも,総務業務全般を中心に担う高橋さんの業務の一つ。ITチームと連携しながらIT機器や作業着,デスク・ロッカーなどの手配を進めるとともに,赴任時のオリエンテーションも担当している。「所員が働きやすい環境を整備することが私の第一の役割です。大所帯の事務所で不安なく働いていただけるよう,些細なことでも相談しやすい相手になれればいいなと思っています」。いつも隣の席で高橋さんを見守る先輩社員の近藤さんも,その丁寧な対応に「自分も見習うものがあります」と太鼓判を押す。

先を見通して進めることが大事

2019年11月に新築工事の起工式が執り行われ,神事・祝賀会で総勢約400人の事業・工事関係者などが参加し,工事の安全を祈願した。

この例にない大規模な式典の主担当として奔走した近藤さん。式典ロードマップを作成し,約半年前から事業主ご担当者と準備を進め,神事では司会も務めた。支店の他部署からも応援スタッフが駆けつけ,事前説明会やリハーサルが行われるなどこれまで自身が経験したことのない規模であったが,式典当日は思っていたほど緊張しなかったと近藤さんは振り返る。「鹿島を代表する現場に相応しい式典を挙行するというプレッシャーは感じていましたが,社内外を問わず関係者の皆様と力を合わせた先手管理で,当日までに懸念事項を全て解決することができました。式典を通して所員との連携力も一層深まったように思います」。

プライベート写真

「ラグビーを通して,自分の役割を遂行することや,先を見通して動く姿勢を学びました」と話す近藤さん。学生時代は自慢の脚力でフィールドを駆け抜けた。ちなみに,走るのは得意だが球技は苦手。史上初のワールドカップベスト8進出を決めたラグビーワールドカップ2019「日本vs.スコットランド戦」を生で観戦できたことは一生の思い出。

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目指すは“さすが虎ノ門の現場”

都心での大規模な複合再開発事業。一つひとつの仕事のボリュームが大きく,調整を要する関係者が多い。現場の繁忙度は高いが,その中でも所員一同を突き動かしている言葉がある。現場所長が掲げた「日本一と呼ばれるビルにしよう」というスローガンだ。

職長会の安全パトロールに毎週参加している高橋さんは,「第三者から見えるもの全てが鹿島の評価につながります。例えば,この仮囲いが日本一のビルづくりを目指す現場として相応しいものであるか,という目線で確認するようにしています」という。入社3年目の高橋さんにとっては初めての担当現場。常駐で現場運営を学びながら,元請けとしての自覚も深まった。

「社外だけでなく,社内からも“さすが虎ノ門の現場”と言われるような業務遂行を目指しています」。主に経理業務全般を担う近藤さんもそう話す。工事量が多いこの現場では,見積りや発注,予算管理などを行うチームがそれぞれ分かれており,また工種によって分担も異なる。近藤さんは適正な原価会計および決算を行うため,複数の工事・工務担当者にヒアリングしながら作成する書類の手順や基準を明示し,日々細かな調整を行っている。舵取り役としての責任を竣工まで全うしたいと話す。

「この現場の一員として働くことにとてもやりがいを感じています」と口を揃える2人。日本一のビルづくりと,その先にも続く彼らの活躍にこれからも目が離せない。

プライベート写真

大学ではオリジナルバンドを組んで地元北海道のライブハウスで演奏していた高橋さん。音楽を通して知り合った方々とは今でも繋がっている。現在は当社東京建築支店の軽音楽部に所属しており,「コロナ収束後のライブ出演を目指して練習したい」と意気込む。いつの日か現れる大切な人へ,音を奏でることを夢見る。

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