vol.117
メタバースでタイムスリップ!
カジマ・デベロップメント 石川和良

会場スクリーンに映し出されたThe GEARを舞台としたメタバース

メタバース内で流れた越島副社長のメッセージ

メタバースの活用を思考する担当者
2023年竣工予定のThe GEAR(シンガポール)は,鹿島のR&Dセンター,オープンイノベーションハブとしての役割が期待されており,日々新たな取組みを探し続けています。
その新しい取組みのひとつとして,The GEARを舞台としたメタバースを制作し,今年6月の上棟式で公開しました。公開にあたり,メタバースらしい演出をしようとアイデアを練り,“メタバース内は2023年の竣工式当日の朝”という設定でお芝居をしました。
「上棟式のことを覚えてる?」
「録画を見てみよう」
越島副社長のスピーチを事前に収録してメタバース内で再生し,それを“あのときの録画”として会場のスクリーンに映しました。終わった後には参加者から質問が多数。皆さん興味を持っていただけた様子です。リアルな建物をつくる鹿島がバーチャルの世界に足を踏み入れる。いったいどんな相乗効果が待っているのか。所詮おもちゃと言って無視するのは簡単ですが,まだ分からないことの多いバーチャル空間。何か新しい価値を提供できないか,担当者でメタバース内に集まって議論しています。