西名古屋火力発電所リフレッシュ工事、
長距離海底ガス導管シールドトンネル到達
2015年9月7日、中部電力西名古屋火力発電所リフレッシュ工事の一部であるガス導管トンネルの到達立坑内において貫通式が行われ、発注者並びに工事関係者が出席し、無事の貫通を祝いました。
西名古屋火力発電所リフレッシュ工事は、運転開始から約40年を経過した石油を燃料とする既設発電所を天然ガスを燃料とする高効率コンバインドサイクル発電設備に更新する工事です。そのうち、本工事は発電用燃料である天然ガスを対岸の知多第二火力発電所から供給するための燃料ガス導管敷設用のトンネルを施工するもので、名古屋港を横断する約4.5kmの海底トンネルとなります。
西名古屋火力発電所に発進立坑を、知多第二火力発電所に到達立坑を構築し、2014年10月から泥水式シールド工法にて掘進を開始しました。海底下の長距離シールドという難易度の高い工事でしたが、掘進サイクルの生産性向上、測量精度の向上、水中到達の採用等、現場の工夫を凝らした結果、本掘進の平均月進は約600mと順調に進捗し、最大月進は716mに達しました。約10か月という短工期で掘進を終え、2015年8月に無事に到達を迎えました。