技研・三浦プリンシパルリサーチャーが、
JAXA・電通主催の「未来共創セミナー」に登壇
2016年3月23日、東京都中央区銀座のベルサール汐留において行われた、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)と電通が主催する「未来共創セミナー」に、パネリストとして技術研究所の三浦悟プリンシパルリサーチャーが登壇。建設機械の自動化運転を核とした次世代建設生産システム「A4CSEL」を紹介しました。
JAXAの新しい組織である「宇宙探査イノベーションハブ」は、オープンイノベーションハブ事業として着手すべき技術課題(研究テーマ)の設定にあたり広く研究テーマを募集し、鹿島は「遠隔操作と自動制御の協調による遠隔施工システムの実現」というテーマで応募。選考の結果、2016年1月、「拠点建設を実現する遠隔施工システム」部門の課題解決型提案として採択されました。このオープンイノベーションハブ事業は、近い未来に想定される月や火星で必要となる宇宙探査技術と地上の技術との共通課題の解決に貢献する技術を広く企業等から募集し、採択された技術をJAXAが各企業等と共同で研究を行います。
JAXAは、「月・火星での無人による有人拠点建設」という課題において、『2040年頃に火星に6人が長期間滞在可能な拠点がある、それに向けて、2030年頃に月に4人が長期間滞在可能な拠点が構築される』という想定をしています。その課題解決に貢献する「自動・自律型探査技術」として、鹿島の提案が、平成27年度研究提案募集の中で唯一の課題解決型技術として採択され、今回、未来共創セミナーで紹介されることになったものです。
セミナーでは、第三部「未来共創の萌芽」というセッションの中で、三浦プリンシパルリサーチャーが「A4CSEL」の概要を動画を交えて紹介し、訪れた約500名の参加者は熱心に耳を傾けていました。
(参考)
建設機械の自動化による次世代の建設生産システムを開発 (2015年5月14日プレスリリース)
三浦プリンシパルリサーチャーはアスクルの秋岡CIOらと登壇
「A4CSEL」について紹介する三浦プリンシパルリサーチャー
月の有人滞在施設建設に「A4CSEL」が使われる日が来るかもしれない
約500名が集まった未来共創セミナーの会場