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月報で1年を振り返る 姫路城の保存修理完了 ~美しく甦った白鷺~

築城から400年以上の歳月を重ね,日本で初めて世界文化遺産に登録された国宝・姫路城。5年半をかけた保存修理工事を終え,3月27日にグランドオープンした。日本一難しいと称された,大天守を覆う素屋根工事に始まり,総数約7万5,000枚におよぶ屋根瓦の葺替え,真っ白な漆喰の塗替えなどが,全国各地から集結した約1万4,300人の職人の手により行われた。保存修理期間中には,素屋根の内部に見学スペースを設置し,184万人以上の来場者が,工事中しか見ることができない貴重な作業を目にした。その後,生まれ変わった大天守を傷つけないよう慎重に素屋根を解体した。

戦時中,姫路城は大空襲から奇跡的に焼失を逃れている。焼け野原にそびえ建つ姿は,姫路市民にとって復興への大きな支えになったという。戦後復興期の「昭和の大修理」でも,当社は素屋根工事を担当した。

そして今,「平成の保存修理工事」を終え,日本が世界に誇るべき遺産として,美しい白鷺の姿がふたたび甦った。

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写真:4月号特集

4月号特集:国宝・姫路城「平成の保存修理工事」~次の世代へつなぐ~

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