最近はよく目にする写真とはいえ，キラキラスーパーリゾートといえば，ここは欠かせない。写真右が「ザ・ワールド」である。まさに世界地図を模してつくられた，300以上の人工島で構成されている。中央はヤシの木を模した「パーム・ジュメイラ」で，ドバイ初の人工島だ。この人工島の造成には9,400万m³の土砂と700万tの岩が使用され，ドバイの海岸線は一挙に2倍になったと言われている。左，「パーム・ジュベル・アリ」は「パーム・ジュメイラ」の倍以上の面積を有する。驚くことには，「パーム・ジュベル・アリ」を取り囲むように，半月形の人工島の建設も予定されているとのことで，今後もこの国の海洋開発を宇宙から見守っていきたい。

ドバイから飛行機で1時間のバーレーンでは15の人工島で構成される「ドゥラ・アルバーレーン」が建設中。高級リゾートが軒を連ねるバーレーン島北部の首都マナーマから約50km離れた島の南部に，21km²の敷地に1,000戸を超える住宅，高級ホテル，ショッピングモールなどができる予定とのこと。アラビアで最も古い油田がある島のほぼ中心から南側半分は，ご覧のように茫漠とした砂漠が広がっているが，ここではすでに7つの島の建設が終了し，馬蹄形や魚の形をした島々には，プライベートビーチ付きの超高級コンドミニアムが並ぶ。この人工島は，400km離れた国際宇宙ステーションから見える奇景としても知られ，一度は訪れてみたいと空の上から話題になっている。