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鹿島の見える風景 season2

vol.119

日本橋を磨こう!

東京建築支店 篠原佑香

図版:鹿島の法被にロゴ入りマスク,ブラシを手に取る参加者

鹿島の法被にロゴ入りマスク,ブラシを手に取る参加者

改ページ
図版:日本橋をブラシで洗う

日本橋をブラシで洗う

図版:さまざまな企業合同で磨かれる日本橋

さまざまな企業合同で磨かれる日本橋

「3年ぶりに日本橋橋洗いを開催します」現場事務所配属から1ヵ月が経った頃,メールが届いた。「日本橋を洗う」とはどんな行事なのだろうか? 力の入れようは窺えども,想像がつかなかった。

当日は見事な夏晴れだった。鹿島の法被にカラフルな鹿島のロゴがプリントされたマスクを身につけ,ロゴ入りブラシを手に取る。日本橋へ向かうと,同じくブラシを持った人波が橋に溢れていた。久々の開催だからか,上長や先輩社員も,近隣施設や各企業からの参加者も,皆色めき立っている。消防の散水を合図に,一同一斉に橋をゴシゴシと擦り始めた。3年分の汚れが流れていく。初めは先輩社員の横にいた私も,気が付くと違う法被を着た参加者に交ざり橋を洗っていた。

大勢の人の手で磨かれた橋を見て,実感した。日本橋で工事を行うとは,この街の人々の営みの一部となることなのだ。来年の橋洗いの頃には,“私もその一員”と胸を張れるようになろう。そして先輩方のようにサンダルで参加しよう。そう心に決めた。

図版:地図

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