常磐工区開削トンネル工事、矩形シールドマシン発進式
2016年9月6日、大阪府堺市で施工が進む、阪神高速道路大和川線常磐工区開削トンネル工事において、非開削工法となる矩形シールドの発進式が行われました。式典には事業者である堺市、発注者である阪神高速道路から関係者が、当社からも工事関係者が多数出席しました。式典では祝詞奏上に続き、発進の儀が行われ、堺市中辻建設局長、阪神高速道路藤井建設・更新総括事業本部長、施工者を代表して当社関西支店末廣土木部長が発進ボタンを押すと、盛大な拍手が沸き起こりました。続いて関係者らが玉串を奉奠し工事の無事安全を祈願しました。
本工事は大阪府堺市北区常磐町の住宅密集地を流れる西除川の下に大阪府道高速大和川線の一部となる開削トンネルを構築するもので、出口部分の一部に非開削工法である矩形シールドトンネルが計画されています。この矩形シールドトンネルの構築には当社のアポロカッター工法が採用され、このほど立坑内でのマシンの組立が完了し、発進式が行われたものです。9月中旬より鏡切りが行われ、10月初旬より掘進を開始する予定です。シールド区間は225m。小土被り発進、本線土留壁との近接併走、下り8%の急勾配施工といった技術的難易度の高い工事となっています。今後約半年をかけて掘進を行う予定です。