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竹芝歩行者専用デッキ 首都高上空での桁一括架設が完了

鹿島が東京都港区で施工を進めている「(仮称)竹芝地区開発計画港歩行者専用道第8号線工事」において、2018年7月7日深夜~8日未明にかけて、首都高速道路上をまたぐ桁一括架設が行われ、無事に完了しました。

この歩行者専用道路はJR浜松町駅からゆりかもめ竹芝駅・竹芝ふ頭に至る全長約500mのバリアフリー歩行者デッキで、首都高速をまたぐ桁一括架設は、7月7日22:00~翌8日5:00までの7時間、首都高速都心環状線を全面通行止めにし行いました。通行止めが開始された22:00、あらかじめ地上のヤードで地組みされた全長22.3m、重さ51tの桁を、550t吊オールテレーンクレーンを用いて吊り上げを開始しました。22:50、本格的な架設作業を開始。桁を吊り上げ、ゆっくりとクレーンを旋回させ、首都高上空の所定位置へ架設しました。足場の取り付けやボルト締めなどが行われ、翌8日1:10、無事に架設が完了しました。

図版:2018年6月から地上のヤードにて地組みされた桁

2018年6月から地上のヤードにて地組みされた桁

図版:550t吊オールテレーンクレーンでゆっくりと桁を吊り上げる

550t吊オールテレーンクレーンでゆっくりと桁を吊り上げる

図版:通行止めの首都高から見上げた桁架設の様子

通行止めの首都高から見上げた桁架設の様子

図版:車の通行のない首都高上で進められた桁架設の様子

車の通行のない首都高上で進められた桁架設の様子

この歩行者デッキは、東急不動産と鹿島が設立した株式会社アルベログランデが事業者として進めている「(仮称)竹芝地区開発計画」の一環として整備されるものです。本プロジェクトは業務棟と住宅棟からなる延べ床面積20万m2の国際ビジネス拠点を創出するもので、歩行者デッキは業務棟の3階に直結し、JR東日本により橋上化されるJR浜松町駅北口に接続する予定です。この歩行者デッキの完成により天候の影響を受けずにJR浜松町駅と竹芝エリアをほぼ水平に結ぶルートが生まれることになり、空の玄関・羽田空港へつながる浜松町駅と海の玄関である竹芝エリアの歩行者ネットワークが拡充し、利便性が向上します。

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図版:完成予想パース

完成予想パース ※イメージパースであり、今後変更となる可能性があります。

工事のメインイベントの一つである首都高上の桁一括架設を無事終えた松村徹所長は「関係機関皆様のご協力のもと、無事架設を完了することができました。今後も引き続き高所作業が続くため気を抜かずに進めていきたいと思います」と語っています。工事は今後、JR浜松町駅から今回設置した桁までの区間の施工を行い、2020年6月の開通を予定しています。

図版:架設前

架設前

図版:架設後

架設後

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