ホーム > 技術とサービス > 土木技術 > Topics > 奥胎内ダム 竣工式

鹿島の土木技術 Topics

奥胎内ダム 竣工式

2019年10月25日、鹿島JVが新潟県胎内市で施工を進めていた「奥胎内ダム」の竣工式典が、胎内第四発電所の竣工式と併せてロイヤル胎内パークホテルにおいて行われました。

式典に先立ち、現場見学会が行われ、多くの来賓や工事関係者が完成した奥胎内ダム及び胎内第四発電所を見学しました。ホテルに場所を移して行われた竣工式典には、国土交通省・佐々木政務官ら来賓の他、発注者である新潟県から花角知事ら関係者が、鹿島からは茅野副社長ら工事関係者ら約100名が出席しました。まず新潟県・花角知事からの式辞に続き、胎内市・井畑市長から挨拶がありました。続いて、関係者らによるくす玉開披が行われました。祝賀会では鏡開きと万歳三唱が行われ、1990年の事業着手から29年の歳月をかけ完成を迎えた奥胎内ダムの竣工を祝いました。

図版:くす玉開披の様子

くす玉開披の様子

図版:祝賀会での鏡開きの模様(左端が茅野副社長)

祝賀会での鏡開きの模様(左端が茅野副社長)

奥胎内ダムは、胎内川水系胎内川に建設された多目的ダムで、既設の胎内川ダムと連携して洪水被害防止、発電、水道用水供給を行います。堤高82m、堤頂長198.9m、堤体積26万m3の重力式コンクリートダムです。2002年にダム本体建設工事に着手し、2016年に本体打設が完了、2018年秋から試験湛水を開始し、2019年4月からダムの運用が開始されました。奥胎内ダムの建設地は、磐梯朝日国立公園第一種特別地域内にあり、猛禽類を始めとする貴重な動植物が多数生息するエリアであり、自然環境への影響を最小限に抑える施工を行いました。また、ダム建設地は日本有数の豪雪地帯であり、年間6か月間しか工事が行えませんでした。

豪雪地帯における17年半にわたるダム建設工事がついに完成し、関係者の喜びもひとしおです。自然災害が頻発する中、奥胎内ダムの完成により、流域の皆さんがより安全・安心に暮らせるようになります。

改ページ

図版:完成した奥胎内ダム

完成した奥胎内ダム

ホーム > 技術とサービス > 土木技術 > Topics > 奥胎内ダム 竣工式

ページの先頭へ