北陸新幹線 大聖寺川橋りょう、細坪橋りょうが完成
鹿島JVが石川県加賀市で施工を担当する「北陸新幹線、大聖寺川橋りょう他工事」と「北陸新幹線、細坪橋りょう他工事」がそれぞれほぼ完成し、順次軌道工事に引き渡しを行っています。両工事は北陸新幹線の金沢・敦賀間の延伸工事の一部であり、加賀温泉駅~芦原温泉駅間で隣接して工事を行っています。
2016年10月から工事を開始した大聖寺川橋りょう他工事(延長約2.0km)のメインとなる大聖寺川橋りょうは、石川県南部を流れる大聖寺川を渡るPC4径間連続箱桁橋で、橋長は290m。その他、三谷川を渡る201mのPC3径間連続箱桁橋、14連のラーメン高架橋、ニューマチックケーソン基礎5基などが含まれています。JR北陸本線に近接する区間が270mあり、鉄道運行に影響を及ぼさないよう施工を行いました。
細坪橋りょう他工事(延長約1.3km)は大聖寺川橋りょう他工事の敦賀方に隣接しており、2017年2月から工事を開始しました。主となる細坪架道橋は、交通量の多い国道8号を跨ぐ橋長339mのPC3径間連続エクストラドーズド箱桁橋で、完成すると鉄道橋として国内最大支間(155m)のコンクリート橋となります。その他、103mのPC2径間連続箱桁橋、ニューマチックケーソン基礎3基、深礎工14基等の工事を行いました。
両工事とも現在はヤード復旧工事等が行われており、しゅん功予定は大聖寺川橋りょう他工事が2021年10月、細坪橋りょう他工事が2021年11月。北陸新幹線の金沢・敦賀間の開業は2023年度末の予定です。