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松山自動車道 双海橋工事 連結式

鹿島JVが施工を担当する「松山自動車道 双海橋(ふたみばし)工事」の連結式が、2024年5月23日、愛媛県伊予市の現地にて行われました。連結式には、伊予市・武智市長をはじめ、発注者である西日本高速道路四国支社、工事関係者ら約40名が参列しました。式典では、西日本高速道路四国支社建設改築事業部・衛藤構造担当部長らの挨拶に続き、鹿島JV・織田所長が施工者を代表して工事の経過を報告しました。橋の中央に場所を移して行われた最終コンクリート打設では、鹿島・四国支店尾崎支店長らが金色のシャベルを手に最終コンクリートを投入。参列者からは大きな拍手が沸き起こり、橋体の完成を祝いました。

図版:工事経過を報告する鹿島JV・織田所長

工事経過を報告する鹿島JV・織田所長

図版:最終コンクリートを投入する鹿島・尾崎支店長(右から2人目)

最終コンクリートを投入する鹿島・尾崎支店長(右から2人目)

本工事は、西日本高速道路が進める松山自動車道(伊予ICから中山スマートIC間約6.3km)の4車線化事業の一部で、伊予市双海町に橋長232.3mのPC4径間連続バランスドアーチ橋・双海橋を建設するものです。現在、暫定2車線で供用中のⅠ期線アーチ橋に隣接して、Ⅱ期線となる本橋を架設し、4車線に拡幅します。本工事は、上下部工一体の工事で、2020年8月に施工を開始。下部工は橋脚3基、橋台2基を構築し、上部工はトラス張り出し架設により施工しました。建設地は急峻な谷間で、地すべりブロック(地すべりを起こす可能性のある土塊)とⅠ期線に近接しているため、施工ヤードの確保も困難でした。アーチリブの施工では、専用のアーチリブ移動作業車を開発して施工することで、効率的かつ安全に構築することができました。

今後は別途工事となる舗装工事への引き渡しの準備とともに、用排水工事等の付帯工事を進める予定です。本橋が完成し、当事業区間が4車線化されることで、災害時の交通機能の確保や渋滞緩和が期待されています。

図版:新規開発した移動作業車によるアーチリブの施工

新規開発した移動作業車によるアーチリブの施工

図版:連結式間近の双海橋の様子(2024年5月10日撮影)

連結式間近の双海橋の様子(2024年5月10日撮影)

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