オープンイノベーション
ともに未来を築く仲間として
社会課題の解決や多様化する顧客のニーズに応えるには、異業種や異分野との協働・協創によるオープンイノベーションが不可欠です。技術研究所では、新たな価値を創造して社会や顧客の期待に応えるため、国内外の大学・研究機関や有力企業、スタートアップなど、さまざまなパートナーとの共同研究・研究開発を積極的に進めています。
Topics
本共同研究では宇宙での拠点建設に向けて、建設機械に各種計測センサや制御装置を設置し、建設機械の遠隔操作と自動・自律制御技術を高度に組み合わせた遠隔施工システムの実現を目指して、JAXAと共同で研究開発を進めています。
鹿島技術研究所シンガポールオフィス(KaTRIS)は、2013年9月の設立以来、「鹿島グループのグローバルで先進的な活動を先導するリサーチセンター」を目指して、主にシンガポール・東南アジアにおいて、大学・政府機関・企業との共同研究を推進しています。
共同研究事例
包括的な産学連携協定、建設×情報通信分野の協働
電気通信大学と鹿島は、2019年11月12日、AI(Artificial Intelligence)をはじめとする先端ICTに係る研究開発を協働推進する産学連携協定を締結しました。同学は、2016年7月に国立大学初の人工知能先端研究センターを開設するなど、時代を切り拓く科学技術の創出と人材育成に取り組んでいます。
立体音響技術「オプソーディス」の建築展開・社会ニーズ対応
音響振動研究所
英国サウサンプトン大学音響振動研究所は、騒音振動制御・オーディオ・聴覚医療分野などで世界的に著名な研究所です。鹿島の研究員が15年以上常駐し、立体音響技術「オプソーディス」を共同研究中です。前方スピーカのみで3D音響を再生する新技術で、建築空間の付加価値向上、社会ニーズへの対応を目指しています。
建設機械の自動化を核とした自動化施工システムの構築に対する人工知能の利活用
鹿島、理化学研究所革新知能統合研究センターおよびコマツは、自動化施工システムへの人工知能の利活用に関する下記の研究課題について共同研究を進めています。
- 深層強化学習を用いたブルドーザまき出し作業における最適経路の探索
- 組合せ最適化手法による建設施工における生産計画や管理の合理化・最適化