TOYO TIRE マレーシア工場
(第2期)竣工
2019年12月13日
タイヤ・自動車用部品大手のTOYO TIREが、マレーシア北部のペラ州タイピンで、グローバル供給のハブ機能を担う既存工場敷地内に建設を進めていた新工場棟が竣工しました。10月3日には現地で竣工式が行われ、約250人の来賓、事業・工事関係者が出席し、工事の完成を祝いました。
新工場棟は、同社が競争優位性を有する大口径タイヤの供給体制を一層強化するもので、年間生産能力は既存工場棟と合わせると980万本に倍増します。また、現状の1,100人に加え約500人の新規採用を計画し、これまで従業員が行っていたタイヤの寸法測定は、センサーで即時に判断できるシステムに切り替わります。輸出や雇用創出、IoTを駆使した最新技術による自動化により、生産性向上や効率化を図りながら、地域社会への貢献を目指していきます。
現場は、マレーシアの中でも特に雨量が多い地域に立地しているうえ、スズの露天掘り採掘場跡地を埋め戻した軟弱地盤であることなど、厳しい施工条件でしたが、無事故・無災害を達成しました。
集合写真
完成した新工場棟(赤枠が新工場棟)
工事概要
- 名称:
- TOYO TIREマレーシア工場(第2期)
- 所在地:
- マレーシア北部 ペラ州タイピン
- 発注者:
- TOYO TIRE
- 設計・施工:
- カジマ・マレーシア
- 用途:
- 工場
- 規模:
- RC造一部S造、地上1階(一部地上3階) 延床面積10万1,000m2
- 工期:
- 2018年6月~2019年8月