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開発投資

4,000億円——中期経営計画のなかでもポイントになるのが,今後3年間の投資額5,000億円のうち4,000億円を開発事業に投じることだ。内訳は国内1,600億円,海外2,400億円となる。

とくに海外では,これまでの開発の方向性を引き継ぎながら,新市場を開拓し,市場の特性に合わせた事業を展開することで,収益源の多様化を図る。これまで,輸出の増加や堅調な内需によるアジアの好況を背景にミャンマー,シンガポールなどで大規模複合開発プロジェクトが進んでいるほか,米国の流通倉庫開発・賃貸集合住宅開発,英国のPFIやPPP事業,豪州の分譲住宅開発なども継続的に実施していく。こうした海外事業の拡大に対して,リスク管理機能の強化も併せて行う考えだ。

写真:シンガポール,ウッドレイ住宅・商業複合開発

シンガポール,ウッドレイ住宅・商業複合開発。2.54haもの開発地を抱え,アジア地域で手がける過去最大級の開発案件

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本誌10月号特集では「海外開発事業の総展望」と題し,米国,欧州,東南アジア,オセアニアに広がる4つの統括現地法人のあゆみや最新動向を紹介した。現在,世界各地で100社以上となる現地法人が展開する事業の総売上高は2017年度の建設・開発両事業において4,500億円を超え,グループ全体の約25%を占めるまでとなった。

また,依然活発な動きの見られる国内でも「世界貿易センタービルディング南館」,「九段会館」,「みなとみらい21地区58街区」,「羽田空港跡地第1ゾーン整備事業(第一期事業)」など大規模なプロジェクトが進行中である。

開発事業はこれまで国内外で培ってきたノウハウを活かし,当社グループの強みを発揮できる,着実な成長分野となっている。

写真:豪メルボルン郊外で手がける初のオフィス(チャーチストリート開発)のイメージパース

豪メルボルン郊外で手がける初のオフィス(チャーチストリート開発)のイメージパース

写真:米フラワノイ社がフロリダ州で現在開発中の賃貸集合住宅。全8棟,総戸数339,今年9月末より段階的に竣工・運営を開始。最終棟竣工は2019年5月予定

米フラワノイ社がフロリダ州で現在開発中の賃貸集合住宅。全8棟,総戸数339,今年9月末より段階的に竣工・運営を開始。最終棟竣工は2019年5月予定

写真:世界貿易センタービルディング南館(東京都港区)

世界貿易センタービルディング南館(東京都港区)

写真:九段会館(東京都千代田区)

九段会館(東京都千代田区)

写真:みなとみらい21地区58街区(神奈川県横浜市)

みなとみらい21地区58街区(神奈川県横浜市)

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