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石巻赤十字病院──震度6強に耐えた医療センターの拡張

写真:足場が外れた災害医療研修センター(写真中央)と,鉄骨工事がほぼ完了した北棟(写真左)。本棟屋上より2015年1月撮影

足場が外れた災害医療研修センター(写真中央)と,鉄骨工事がほぼ完了した北棟(写真左)。本棟屋上より2015年1月撮影

震災直後に多くの被災者の救護にあたり,災害拠点病院としての機能を果たした石巻赤十字病院では,増築部となる北棟を建設している。当社JVの施工で2006年に竣工した本棟は,免震構造の有効性が実証されたケースとなった。

石巻市周辺では,多くの医療機関が完全な再建を果たせておらず,赤十字病院が地域医療の中心的役割を担い続けている。現在は50床の仮設病棟で地域の医療機関の不足に対応しているが,今後のよりよい医療提供体制に向けて,新たに,救命救急センター,救急病棟,ICUなどを備えた72床の北棟を建設している。

また,被災した同病院の看護専門学校の新校舎や災害医療ACT研究所などからなる災害医療研修センターも,同時進行で建設中だ。

この先も地域に愛され,頼られる,安全な病院を目指す。

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写真:北棟建設現場。本棟と同じく,免震装置が設置されている(2014年10月)

北棟建設現場。本棟と同じく,免震装置が設置されている(2014年10月)

図版:完成予想パース

完成予想パース。中央が北棟,左が災害医療研修センター,奥が本棟。敷地を拡張し,駐車場も増えた

【工事概要】

石巻赤十字病院増築
及び改修工事

場所:
宮城県石巻市
発注者:
日本赤十字社
設計:
日建設計
規模:
[北棟]
S造 4F PH1F
延べ14,823m2
[災害医療研修センター]
S造 3F PH1F
延べ6,229m2
工期:
2013年10月~施工中

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