1月20日,パイロット輸送業務がスタートした。白河市付近の5町村(鏡石町・矢吹町・泉崎村・中島村・石川町)から除染土壌の詰まったフレコンバッグ約5,000袋を輸送し,約130km離れた大熊町の保管場に荷下ろしする。JV社員約20名,作業員約100名(最盛期)により,約1ヵ月半で作業を完了させる。福島県内で発生する除染土壌等は,減容化した後で最大約2,200万m3と推計される。「施設・輸送の管理方法,廃棄物の処分・分別方法,廃棄物の貯蔵方法等,未解決な課題が山積しています。しかし,中間貯蔵施設の建設・輸送に関わる業務は,これまで当社が福島で実施してきた一連の業務の集約なのです。鹿島の総合力をもって課題を解決し,復興に寄与していきたい」。福島で働く社員の意気込みを,本田所長が代弁した。
パイロット輸送業務は,2016年3月末に完了予定となっている。まもなく,福島に桜の季節がやってくる。
平成27年度中間貯蔵に係る大熊町土壌等保管場設置等工事(その2)
- 場所:
- 福島県双葉郡大熊町ほか
- 発注者:
- 環境省
- 施工者:
- 鹿島・三井住友・飛島特定建設工事共同企業体
- 業務:
- 土壌等保管場設置,仮置場からの除去土壌等の搬出,保管場への搬入・設置
- 工期:
- 2015年10月~2016年3月