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リスクと機会

全社の「リスクと機会」の特定(2024年度)

  外部の課題・社会のニーズ 内部の課題 リスク 機会
脱炭素 【地球温暖化への対応】
  • 菅首相「2050カーボンニュートラル」宣言への対応
  • カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略(改訂版2021.06)
  • 建築物の省エネ性能への
    社会要請の増大
  • 気候変動による災害への
    対応
  • カーボン・プライシング(炭素税、排出枠)への対応
  • サプライチェーン全体でのCO2削減の要請
  • SBT(Science Based Targets)への対応
【2024~26中期経営計画】
成長戦略-施策(サステナビリティ;地球環境)

  • ①鹿島環境ビジョン2050plusの取組み強化
  • 脱炭素・資源循環・自然再興、各要素の相乗効果やトレードオフに配慮しながら目標の達成、さらにその先の持続可能な社会を目指す。
【鹿島のマテリアリティ
(重要課題)】
  • 社会3:安全・安心を支える防災技術・サービスの提供
  • 環境4:脱炭素・資源循環・自然再興への貢献
  • 激甚化災害に起因する生産性の低下(豪雨、洪水、強風、積雪、熱中症等)
  • 気候変動に起因する建設資材の入手難、コスト増
    (自然資本の減少、自然災害)
  • 当社に対するCO2排出量規制による事業制約
  • 環境目標未達による顧客ほか社外評価の低下
  • 省エネ設計・環境配慮設計による競争力の獲得
    (ZEB・ZEH、低炭素建材等)
  • 施工中のCO2排出量削減によるエネルギーコスト低減
  • 自社ビルの省エネ推進による資産価値向上
  • 温暖化対策技術・事業の市場拡大
    (再生可能エネルギー、エネルギーマネジメントビジネス等)
  • 防災・減災・BCP需要など温暖化適応技術の市場拡大(建物強靭化、雨水貯留施設、ダム、堤防、ポンプ場等)
  • 低炭素コンクリートの研究開発・適用
    拡大による受注競争力向上
    (CO2-SUICOM、エコクリートECM、エコクリートKKC、エコクリートBLS等)
資源循環 【循環型社会への対応】
  • サーキュラーエコノミーへの対応
  • 「プラスチック資源循環促進法」への対応
  • リサイクルの推進
    (廃プラを含む)
  • 処分場の逼迫への対応
  • 社会インフラの老朽化、
    ストック社会への移行
  • 廃棄物処理先不足に起因する生産性の低下
    (工事遅延、処理費の高騰)
  • 処理困難物等の不法投棄
    (複合部材等)
  • 品質事故による解体廃棄物の大量発生に伴うコストと環境負荷の増大
  • サステナブル資材の利用促進による競争力の獲得
自然再興 【生物多様性の保全・創出】
  • 持続可能な資源利用
  • 都市域での自然再生
  • 外来種の侵入防止
  • TNFD(Task Force for Nature-Related Financial Disclosure:自然関連財務情報開示タスクフォース)への対応
  • ネイチャーポジティブへの対応
  • 誤った対応による施工の中断・手戻り、信用の失墜
  • 自社開発に伴う生物多様性の損失
  • NbS(ネイチャーベースドソリューション)による競争力の獲得
  • 生態系サービス事業の市場拡大
  • 木質構造物の市場拡大
【適正な環境管理】
  • 建設活動に伴う
    環境負荷低減
    (廃棄物・汚染土・振動・騒音・粉じん・排水・悪臭等)
  • 有害物質(アスベスト・PCB等)の適正処理
  • 環境負荷による周辺住民・作業員の健康被害
  • 法令違反等による制裁、
    信用失墜・工事の中断・
    補償等
  • 優れた環境管理技術による競争力の獲得

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