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瀬戸内海の離島をつなぐ「岩城橋」が開通

鹿島JVが愛媛県上島町で施工を担当した「岩城橋(いわぎはし)」が、2022年3月20日、開通を迎えました。岩城橋は愛媛県北端の瀬戸内海に浮かぶ岩城島と生名島を結ぶ橋で、愛媛県が2017年から整備を進めてきたものです。当日はくす玉開披や花束贈呈で開通を祝う記念式典が行われたあと、13時からの供用開始の前に、県内外より集まった多数の方々が真新しい橋の通行を楽しみました。

上島町の4つの離島(岩城島、生名島、弓削島、佐島)をつなぐ「ゆめしま海道」。1996年に弓削島と佐島を結ぶ弓削大橋が、2011年に生名島と佐島を結ぶ生名橋がそれぞれ供用を開始しており、今回、岩城橋の開通により、全長6.1kmの「ゆめしま海道」が全線で開通しました。ゆめしま海道は、海と道が近く風光明媚な風景が楽しめるサイクリストに人気のルート。岩城橋を含むゆめしま海道は2022年10月に開催されるサイクリングの国際大会「サイクリングしまなみ2022」のコースの1つにもなっています。

岩城橋本体橋部は橋長735m、有効幅員7.5mの5径間連続鋼・コンクリート複合斜張橋で、鹿島JVは岩城島側の366.9mを担当しました。コンクリート製の主塔高さ137.5mと中央支間長475mは、斜張橋としては国内トップクラスとなります。岩城橋の開通により、これまで船で移動をしていた離島間が24時間往来可能となり、生活の利便性向上はもちろん、島民の皆さんの救命救急のための「命の道」となります。

図版:完成した岩城橋全景(海峡の手前が岩城島、奥が生名島)

完成した岩城橋全景(海峡の手前が岩城島、奥が生名島)

図版:開通を待ちわびるサイクリストの皆さん

開通を待ちわびるサイクリストの皆さん

図版:供用開始に先立ち一般見学会が開催され、徒歩で渡り初めを行う地元の皆さん

供用開始に先立ち一般見学会が開催され、徒歩で渡り初めを行う地元の皆さん

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