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高速道路橋として日本最長級のPC箱桁橋「吉野川サンライズ大橋」が開通

鹿島JVが徳島県徳島市で施工を担当した「吉野川サンライズ大橋」を含む徳島南部自動車道 徳島JCT~徳島沖洲IC間4.7kmが、2022年3月21日、開通を迎え、徳島沖洲IC西側広場にて開通式典が行われました。式典には、発注者である西日本高速道路関係者や来賓、地元関係者ら約220名が参加し、鹿島からは吉田四国支店長(当時)が参列しました。式典終了後、高速道路上で関係者が鋏入れ式とくす玉開披を行い、その後関係車両が開通パレードを行う等、盛大に開通を祝いました。

徳島南部自動車道は国土交通省と西日本高速道路が進めている、徳島JCT~阿南IC(仮称)を結ぶ約22kmの高速自動車国道で、四国8の字ネットワークを形成する四国横断自動車道の一部となります。今回はそのうち吉野川サンライズ大橋を含む4.7kmが開通したもので、周辺の主要幹線道路の慢性的な渋滞緩和や、南海トラフ地震等の災害時に緊急車両や救援物資を運ぶ命の道として期待されています。

吉野川河口にかかる吉野川サンライズ大橋は、全長約1.7kmのプレキャストセグメント橋で、コンクリート製の高速道路橋としては国内最長級です。プレキャストセグメント橋は製作ヤードで製作したコンクリート製のセグメントを現場でつなぎ合わせて一体化する橋梁です。吉野川サンライズ大橋では、現場付近の2か所のヤードで合計490個のセグメントを製作しました。同橋の最大支間長130mは、張り出し架設工法によるプレキャストセグメント橋としては国内最長級となります。波と風の影響を受ける厳しい気象条件下での工事と自然環境の保全を両立させる等、様々な困難を乗り越えて、四国の発展に寄与し地域を支える“命の道“の開通を迎え、喜びを分かち合いました。

図版:高速道路上で行われた関係者による鋏入れ式の様子

高速道路上で行われた関係者による鋏入れ式の様子

図版:関係車両54台が開通パレードを行った

関係車両54台が開通パレードを行った

図版:吉野川の河口にかかる全長約1.7kmの吉野川サンライズ大橋

吉野川の河口にかかる全長約1.7kmの吉野川サンライズ大橋

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