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JR松山駅付近高架化 完成記念式典

2024年9月29日、鹿島が施工を担当したJR松山駅付近高架化の完成記念式典が、松山駅新駅舎で開催されました。式典には、事業関係者や工事関係者など約120名が参列し、鹿島からは芦田常務が出席しました。はじめに、新駅舎の高架下スペースで完成式典が行われ、愛媛県・中村知事、四国旅客鉄道・四之宮社長らが挨拶しました。完成セレモニーは新駅舎内コンコースで行われ、関係者らによるテープカットとくす玉開披で高架化の完成を祝いました。その後、新駅舎プラットホームで行われた出発式では、JR松山駅・野本駅長による「出発進行!」の掛け声とともに特急しおかぜが出発。駆け付けた多くの市民や鉄道ファンから大きな拍手が沸き起こりました。

「JR松山駅付近高架化」は、愛媛県が進めている「JR松山駅付近連続立体交差事業」の一環として進められたもので、JR四国が発注者となり松山駅を中心とした2.4kmを高架化し立体交差化する事業です。全長2.4kmの区間を7つの工区に分け、鹿島は松山駅北側に隣接した辻工区(全長281m)を担当しました。2019年1月に着工、場所打ち杭69本、ラーメン高架橋7基、橋脚3基、桁10基を施工しました。担当した辻工区には交通量が多い上に幅が狭い踏切が含まれ、周辺には民家も多く、踏切の通行者や周辺民家への騒音、粉じん等の影響がないよう配慮を行いながら施工し、2021年7月に竣工しました。

高架化に伴って新しい駅舎も開業、また、高架下のスペースには商業施設もオープンし、地元住民や多くの観光客でにぎわいました。高架化により8つの踏切が廃止され、交通渋滞の解消や利便性の向上、さらにこれまで線路で分けられていたまちの一体化が期待されます。松山駅付近高架化と新駅舎の完成により、四国最大の都市・松山はますますの発展が期待されています。

図版:完成式典での愛媛県・中村知事の挨拶

完成式典での愛媛県・中村知事の挨拶

図版:竣工当時の辻工区の様子(2021年7月)

竣工当時の辻工区の様子(2021年7月)

図版:新たな高架ホームから特急しおかぜ16号が出発

新たな高架ホームから特急しおかぜ16号が出発

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