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東九州自動車道 臼杵トンネル貫通式

2024年12月24日、鹿島JVが大分県臼杵(うすき)市で施工を進めている臼杵トンネルの貫通式が同トンネル内の貫通地点で行われました。式典には、来賓をはじめ、発注者である西日本高速道路九州支社の関係者や工事関係者ら105名が出席しました。式典では、始めに鹿島九州支店・小森支店長らによる貫通の儀が執り行われました。貫通地点に設置された幕が開くと、暗い坑内に外からの光が一気に差し込みました。関係者による通り初めの儀に続いて、樽神輿が登場し、にぎやかに貫通を祝いました。その後、発注者・来賓挨拶に続き、鏡開きと乾杯が行われました。終わりに施工者を代表して、小森支店長が謝辞を述べた後、万歳三唱が行われ、無事の貫通を祝いました。

「令和3年度 東九州自動車道 臼杵トンネル工事」は、西日本高速道路が進める東九州自動車道(大分宮河内IC~津久見IC間)の4車線化事業の一環で、大分県臼杵市に施工延長3,531m(土工延長1,482m、橋梁延長116m、トンネル延長1,933m)の高速道路を施工するものです。このうち、臼杵トンネルは、現在、暫定2車線(対面通行)で供用中の一期線トンネルに近接して二期線となるトンネル(延長1,933m、内空断面積62m2)を新たに構築し、4車線にする工事です。供用線トンネルに近接しているため、供用線トンネルに影響が出ないよう、振動等を常時計測し、安全に掘削を進めました。特に、一期線と二期線を接続する避難連絡坑の工事では、一期線側に防護壁を設置し、周囲への騒音・振動を抑える制御発破、非火薬破砕剤を使用する等の工夫により、供用線トンネルに影響を与えることなく工事を進め、無事に貫通を迎えました。

鹿島JVは、2021年12月から工事を開始。2022年10月から片押しのNATM工法により臼杵トンネルの掘削を開始し、約2年をかけて貫通しました。今後は、覆工コンクリート工事や付帯設備等の工事を進め、工事の完成は、2025年4月を予定しています。

図版:貫通時の坑内(2024年11月25日撮影)

貫通時の坑内(2024年11月25日撮影)

図版:樽神輿でにぎやかに貫通を祝った

樽神輿でにぎやかに貫通を祝った

図版:施工者を代表して謝辞を述べる小森支店長

施工者を代表して謝辞を述べる小森支店長

図版:関係者による記念撮影

関係者による記念撮影

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