A4CSELが国際大ダム会議で「ICOLDイノベーションアワード2025」を受賞
鹿島が開発した建設機械の自動運転を核とした自動化施工システム「A4CSEL®」が、「ICOLDイノベーションアワード2025」を受賞し、2025年5月23日、中国の成都で行われた国際大ダム会議(ICOLD)第28回大会において、表彰されました。
国際大ダム会議(ICOLD、International Commission on Large Dams)は、ダム工学に関する専門的な情報と知識の共有を目的とする国際的な非政府組織として、1928年に設立されました。会員数は約1万人、106の加盟国で構成(2025年4月現在)されており、年次例会に加え、3年毎に大会が開催されています。今回は、2025年5月16~23日の8日間にわたり、中国の西南部に位置する四川省の成都で開催され、世界各国から約2,800人が参加しました。
ICOLDイノベーションアワードは、「環境に配慮した持続可能な水資源管理において、ダムと貯水池の役割に特に焦点を当てた、革新的な科学的および技術的貢献」に対して表彰されるもので、ダム分野においては世界的に権威がある賞です。A4CSELは、生産性向上とCO2排出量の削減を実現する革新的な技術であること、また、本システムを秋田県東成瀬村で施工中の成瀬ダム堤体打設工事に実適用したこと等が高く評価されました。
表彰式では、鹿島・土木管理本部 土木工務部 ダムグループの松本担当部長がプレゼンテーションを行った後、表彰状とトロフィーが授与されました。
中国の成都で行われた国際大ダム会議
壇上でプレゼンテーションを行う松本担当部長
表彰式後の関係者による記念撮影
授与された表彰状とトロフィー
- (参考)
- 特設サイト「A4CSEL」