オープンイノベーション
シンガポール・
東南アジア
における
共同研究
KaTRIS
グローバルで先進的な活動を
先導する
リサーチセンターを
目指して
鹿島技術研究所シンガポールオフィス(KaTRIS)は、2013年9月の設立以来、「鹿島グループのグローバルで先進的な活動を先導するリサーチセンター」を目指して、シンガポール・東南アジアを起点に、大学・政府機関・企業との様々な共同研究を推進しています。
シンガポールでは、NUS(シンガポール国立大学)やNTU(ナンヤン工科大学)などの大学を始めとして、政府機関や企業とも、サステイナビリティ・建設プロダクティビティ・地下空間・環境分野など様々な分野において、共同研究を進めています。
2016年に当社現地法人KOA(Kajima Overseas Asia)が入手したNUS SDE4(デザイン環境学部4号棟)新築工事では、ゼロエネルギービル(ZEB)実現のための技術支援として、新しい省エネ空調の性能評価をNUSと共同で行いました。2018年にはNUSとMOU(協力の覚書)を締結し、サステイナビリティ、人間中心デザイン(Human Centric Design)分野の共同研究や人的交流を進めています。建設プロダクティビティ分野では、現場の効率的な管理のための手法についてNTUと共同研究を行っています。地下空間分野では、新しいトンネル支保の実現に向けてNTU NCUS(ナンヤン地下空間センター)と共同研究を実施してきました。環境分野でも、シンガポールの水・環境事業を担う政府機関との信頼関係を構築し、インドネシアにおいても政府系研究機関・現地有名大学との協働を開始しています。
2019年には、シンガポールの政府系企業であるJTCコーポレーションと建設プロダクティビティ・サステイナビリティ・ウェルネスなどの分野で協働を開始しています。更には、スタートアップとの協業などを通じて、これまで知り得なかった人やアイディアとの接点を積極的に増やすことで、新たなビジネスを仕掛ける試みも始めています。
今後は、これらの共同研究や人材ネットワークの構築を更に進めるとともに、東南アジア以外でのオープンイノベーションを推進し、SDGs(国連の掲げる持続可能な開発目標)の達成に貢献していきたいと考えています。
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