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最適な木質空間創りに加え、高い耐震性と安全性も確保
木材だけで作る木造ではなく、コンクリート、鋼材の持つ素材の特徴を活用し適材適所に組み合わせることで、意匠的、構造的にも木材を最大限に活かした建物を作ります。
下記に示す実施例は、木造本来の安らぎと暖かみのある最適な木質空間を創り出すだけでなく、高い耐震性と安全性が確保できる提案を紹介します。
屋根を木造とした建物
屋根の形状に合わせ天井に木造梁を現し、南側などを木柱にすることで柱が細くなり、より開放的で最適な木質空間になります。一方、強風、地震時の水平力をRC造の柱、壁に負担させることで、耐震性能を確保することができます。
オススメ用途:
- 学校
- 宿泊施設
- 病院
- 住宅
木造を積み上げた建物
1階を鉄筋コンクリート造、2階屋根を木造として屋根形状を現した提案です。
2階床は振動、きしみ音のないコンクリートの床とすると同時に耐震性能を確保しています。
オススメ用途:
- 学校
- 宿泊施設
- 病院
- 住宅
アーチによる大空間建物
湾曲集成材を用いたアーチ構造で、1階部分と基礎を鉄筋コンクリート造とすることで、木造アーチの圧縮力を支持し、同時に水平に開こうとする力を押さ込むことで大空間を創り出す技術です。【3ヒンジアーチ構造】
オススメ用途:
- 体育施設
- 多目的施設
鋼材と組み合わせた大空間建物
輸送可能な長さに木梁を2分割することと、部材断面を細くするため、下弦に鋼材を組み合わせた張弦梁として大空間を創り出す技術。木部材が細くなり軽快な天井構造にできます。【張弦梁構造】
オススメ用途:
- 体育施設
- 文化施設