ホーム > 技術とサービス > 新木造技術 > 木造・木質の魅力

新木造技術

地域のシンボルを創る(公共施設・商業施設)

2010年に公共建築物等木材使用促進法が施行され、公共建築物の木造化、内装木質化が推進されることとなりました。その具体化のために官庁工事の「木造計画・設計基準」なども新たに制定されました。また、公共建築物の木造化・木質化の民間建築物への波及も期待され、木のまち・木のいえ整備促進事業等の補助金制度も整備されています。公共建築物では地域経済の活性化として木材の地産地消も推進されています。鹿島では木材の魅力が発揮され地域の人に喜ばれる、そうした施設の実現に取り組んでいます。

公共施設

みなとパーク芝浦(田町駅東口北地区公共公益施設)木質化

山手線田町駅の線路沿いに建つ東京都港区の公共施設です。 建物は、アリーナ・プール棟、エネルギー棟からなり、将来文化芸術ホール棟の建設も予定されております。内外装材に国産木材を多用した建物であり、公園や壁面の緑化と相まって、環境と共生した魅力的な複合市街地を象徴する“みどり”豊かな空間を創出しております。(みなとモデル対象建物)

※みなとモデルとは、内外装等に国産木材を使用した場合、その使用量に相当するCO2固定量を区が認証するという、都市と地方が連携して地球温暖化防止をめざす取り組みです。

図版:木ルーバーで覆われた外壁(完成予想図)

木ルーバーで覆われた外壁(完成予想図)

改ページ

図版:屋内プール完成予想図

屋内プール完成予想図

図版:メインアリーナ完成予想図

メインアリーナ完成予想図

図版:断面図

断面図

所在地:
東京都港区田町
発注者:
東京都港区
設計:
NTTファシリティーズ
延床面積:
50,725m2
建物概要:
鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)、基礎免震、地下1階・地上8階
竣工年:
2014年
改ページ

日田市民会館「パトリア日田」木質化

「九州の小京都」大分・日田市には、10万haにのぼる杉林があります。「暴れ川」の異名をとる筑後川を治める水源涵養林で、江戸期・享保年間(1716~36年)の頃に始まった造林は、明治になってさらに活発化。生育した杉は筏に組まれ、下流の木工家具の産地へ下り、日田も箪笥や下駄の産地として発展しました。

その美しい日田杉を内装材として活用したのが、2007年夏に当社施工で、市中心部に竣工した日田市民文化会館「パトリア日田」です。ホール、ギャラリー、スタジオなどにふんだんに地元の材が用いられました。木材の調達、乾燥や伸縮を考慮しての収まり、あるいは柿渋の防腐剤としての利用等、木材の調達・施工にあたっては細心の注意を払いました。

第50回BCS賞

図版:外観北西

外観北西

図版:共通ロビー

共通ロビー

所在地:
大分県日田市
発注者:
日田市
設計:
香山壽夫建築研究所
延床面積:
10,010m2
建物概要:
SRC造、地上3階・地下1階
竣工年:
2007年
改ページ

萩市役所 川上総合事務所(旧川上村役場)木造

緑の山々に囲まれた中にある“林業の村”川上地区のシンボルとなる「水と森の館」。

スギを中心としたヒノキなどの地元材をふんだんに使い、地域の林業・木材産業の振興を図るとともに、この庁舎がモデル施設として各種の公共・民間施設の木造化、木材の利用促進に波及することを目的として建設されました。

平成12年度 優良木造施設林野庁長官賞

図版:隣接の木造小学校と共に伝統的屋並みを形成

隣接の木造小学校と共に伝統的屋並みを形成

図版:丸太柱が林立する玄関ホール

丸太柱が林立する玄関ホール

所在地:
山口県萩市川上
発注者:
萩市(旧川上村)
設計:
金子信建築事務所
延床面積:
1,713m2
建物概要:
木造、地上2階
竣工年:
2000年
改ページ

ページのトップへ戻る

商業施設

野菜倶楽部 oto no ha Café木造

「野菜倶楽部 oto no ha Café」(東京都文京区)を構成する独立柱、飛び梁にFRウッドを初適用しました。
この建物は、目白通りに面し椿山荘に隣接する東京都心の一等地にありながら周辺を広大な緑地に囲まれた自然環境豊かな場所に建てられた飲食店舗です。周辺環境にふさわしいカフェとするため、FRウッドの使用により従来の木造耐火建築物のように石膏ボードに覆いつくされることのない木造・木質感あふれた空間を実現しています。

第17回 木材活用コンクール 木質構造特別賞

図版:外観

外観

図版:内観

内観

所在地:
東京都文京区
発注者:
音羽建物
設計:
基本設計:音羽建物、設計・監理:鹿島、設計協力:いけはたアトリエ、インテリア FFE:ILYA
延床面積:
243.66m2
建物概要:
木造、地上3階
竣工年:
2013年
改ページ

クロステラス盛岡木質化

地元で農林業に関わってきた発注者の意向を受け、地場産材を豊富に使うことをコンセプトに、鹿島の設計施工でつくられたショッピングセンターです。壁や床、天井、階段、手すり,ベンチ,案内板等施設の至るところに木の温もりを醸し出すよう配慮しました。県産の杉や県木である南部赤松のほか、サインボードには施主支給の樹齢約100年の杉も用いています。

平成22年度 盛岡市都市景観賞

図版:樹齢100年杉を使用したサインボード

樹齢100年杉を使用したサインボード

図版:外観

外観

所在地:
岩手県盛岡市
発注者:
三田農林
設計:
鹿島
延床面積:
15,857m2
建物概要:
鉄骨造、地上5階
竣工年:
2009年
改ページ

栗田美術館世界陶磁器館(ミュージアムショップ)木造

世界最大級木造大屋根のミュージアムショップ、平瓦で葺かれた大屋根は、大断面集成材のダブルビームで構成され、妻側の力強い小屋組みが、薄明かりに照らしだされて荘厳な空間となっています。

図版:展示室吹抜け

展示室吹抜け

図版:外観

外観

所在地:
栃木県足利市
発注者:
栗田美術館
設計:
鹿島
延床面積:
1,393m2
建物概要:
RC造・木造、地上2階
竣工年:
1995年

新木造技術 インデックス

ホーム > 技術とサービス > 新木造技術 > 木造・木質の魅力

ページのトップへ戻る

ページの先頭へ