水害対策
グリーンインフラによる「流域治水」への貢献
近年頻度が増している集中豪雨に対し、建築技術による対策だけでなく、自然の循環機能を活かした水害対策を提案しています。校内には、雨水を一時的に貯留・浸透させる「レインガーデン」や、緩やかな傾斜で水を導き浄化する「バイオスウェル(植生溝)」を計画。これらは、下水道への負荷を軽減して周辺地域の浸水被害を抑制するだけでなく、日常的には多様な動植物が息づくビオトープとして、子供たちの環境意識を育む生きた教材となります。
鹿島は、防災性能の向上と豊かな自然環境の創出を両立し、地域社会と共生するレジリエンス力の高いキャンパスを実現します。
麗澤大学 校舎さつき
環境共生型キャンパス
2024年4月文理融合総合大学への転換を図り新設された「新工学部(情報システム工学・ロボティクス専攻)の活動拠点の建設」と、「新たな顔」となるキャンパス北側のランドスケープを整備するプロジェクトです。地球温暖化に配慮した「環境共生型キャンパスの実現」をコンセプトとしています。
北側アプローチ外観 季節・天候ごとに装いを変えるレインガーデン
地形風土を踏まえた地域へ開放的に開く緑豊かなランドスケープ計画とし、レインガーデンやバイオスウェルによる近隣への雨水流出抑制を行い「ZWB/ネットゼロウォータービル」環境共生型キャンパスを実現し、メインアプローチとなる駅側の「新たなキャンパスの顔づくり」として、裏動線から主動線への転換を図りました。
地域へ開放的に開く緑豊かなランドスケープデザイン・新たなキャンパスの顔づくり
都市型集中豪雨の雨水流出抑制として、キャンパス内の地盤が最も低い位置にレインガーデンを設け、湿性植物・草本類の植栽・芝生により生物の生育環境の向上を図り、環境共生型キャンパスを実現しています。
レインガーデン(降雨時)
レインガーデン(日常時)
レインガーデン 断面イメージ
駐車場・駐輪場ではバイオスウェルを設け、自然勾配にて雨水を貯留砕石層へと導く計画としています。
バイオスウェル断面イメージ
駐車場雨水がバイオスウェルへ浸透
駐車場・駐輪場に隣接するバイオスウェル
キャンパス内校舎で利用する井水の利用量と比較し、多量の雨水を緑地・レインガーデン・バイオスウェルから地下水へ還元することで、地域の水資源循環と滋養に貢献する高性能 ZWB/ネットゼロウォータービルを実現しています。
東京農業大学 国際センター
大学の叡智を世界に発信する "NODAI FLAGSHIP"
世界の農学分野における拠点大学として、キャンパスで培った知見を世界に発信していく役割を担うシンボル的建物、世界の農学フィールドへ旅立つ国際センター"NODAI FLAGSHIP"をコンセプトとした計画です。世田谷通りに対して背を向け閉じたキャンパスとなっていた既存建物に対し、本計画では通りに面して広く緑地を設け、世田谷通りからキャンパスに向けて大きく視界が開き、街並みに対し緑豊かな「農大の森」の存在感とキャンパスの奥行きを生み出しています。
世田谷通りに開く「農大の森」・芝生広場(竣工時)による雨水流出抑制を配慮したランドスケープ
世田谷通り側ランドスケープ(竣工時)
芝生広場(竣工時)による多目的なイベントスペース
「農大の森」と対峙する国際センターは今後のキャンパス再編に伴う外構計画に対し、フレキシブルに対応可能な芝生広場を中心にランドスケープを計画しました。竣工後は大学の造園科学科の研究室等により北側外構計画はレインガーデンや段々畑による「実りの杜」、南側外構計画は「農と⽔の森」、東農大らしい学生たちの居場所づくりの空間を新たに計画されています。
「農⼤の森」と対峙する国際センター
「実りの杜」
⼤学造園学科の研究室等による北側ランドスケープ
西側の農大通りには新たに歩行者への安全性を考慮し歩道を設け、桜並木や芝生法面による雨水流出抑制を意識したランドスケープ計画としています。
西側近隣側へ配慮した桜並木と芝生斜面・安全に配慮した新たな歩道の計画
自然災害から学校を守る インデックス
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