カーボンニュートラルの実現に向けて
鹿島は、独自の高度なシミュレーション技術とパッシブデザインを駆使し、建物全体のエネルギー収支をゼロに近づける「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」の普及を推進しています。
単なる数値目標の達成に留どまらず、以下の3つの価値を提供します。
- 先進の環境性能
高断熱外皮や高効率な空調・照明設備による「省エネ」と、太陽光発電などの再生可能エネルギーによる「創エネ」を組み合わせ、快適性と環境性能を両立します。 - レジリエンスの強化
災害による停電時でも、蓄電池や創エネ設備の活用により、避難所としての機能を維持し、子どもたちと地域住民の安全を守ります。 - 生きた環境教材としてのキャンパス
エネルギーの「見える化」や環境技術を意匠に取り入れることで、校舎そのものがSDGsや気候変動を学ぶ「教材」となり、学生たちの環境意識を育みます。
環境負荷を抑え、維持運営コストを低減する「ZEB」の導入は、持続可能な学校経営を実現するとともに、未来を担う若者たちを惹きつける大きな魅力になります。
鹿島の提案するZEBスクールとは
鹿島は、ZEBへの取り組みを発展させ、ZEBスクールとして学校へも展開しています。
一般的なZEBを実現するためのゼロエネルギー化技術は、大きく4つの要素から成り立っています。
更に、エネルギーの自給やエネルギーの多元化といった、災害時の施設機能確保のためのエネルギー化技術も提供し、お客様の事業継続に貢献しています。
こうした取り組みに、アトリウムなどの学校特有の施設における省エネや、環境教育の視点を組み入れて学校施設に最適化させるのが、鹿島の提案するZEBスクールです。
ZEB、そしてZEBスクール実現に向けた鹿島の取組みと、それらを支える様々な省エネ技術をご紹介します。
ZEBスクールのかたち?
ZEBスクールとは、完成するとどのような校舎になり、それにはどのような技術が必要なのでしょうか。
一例として中層(4階建て)のZEBスクールのイメージ・モデルをご紹介します。
注:実際には、用途、規模、場所等により、様々なバリエーションが生じます。
学校の特徴を活かしたエコデザイン -ZEBスクール 建築-
ZEBスクールのイメージモデル
パッシブデザインとは?
高断熱や日射遮蔽などによる負荷抑制、太陽の熱や光、風などの自然エネルギーの利用により、快適な温熱環境を作り出すエコデザインの手法。
アクティブアプローチとは?
パッシブデザインで最小化された負荷に対し、未利用エネルギーの活用や高効率機械での効率的な処理などにより、最大限の省エネルギーを図るエコデザインの手法。
エコ・スタディスタイルとは?
エコ・ワークスタイルを学校教育施設に展開させた考え方。
このイメージ・モデルでは、様々なゼロエネルギー化技術を、その特性を踏まえて学校教育施設の機能に則した最適箇所に適用することで、従来技術の効果と施設の機能を最大に高めています。
これにより、通常の学校よりも約40%の省エネを図ったキャンパスづくりが実現可能となりました。
技術事例1:ダイナミックファサード(可変ルーバー、ライトシェルフ)
窓の外側に、開閉可能な可変ルーバーとライトシェルフを設置し、自然の風や光を上手く取り入れます。夏季と中間期は、可変ルーバーをフルオープンにすることで、風や光を奥まで通します。冬季は、可変ルーバーをクローズにすることで、ダブルスキン化を図り、直達日射のグレア(見えづらさを生じさせるような「眩しさ」)防止や断熱・紫外線カットを図ります。
ライトシェルフとは?
直達光を遮蔽し、高窓に反射光を導く「中庇(ひさし)」のこと。
ダブルスキンとは?
2枚のスキン(ガラス面)を設けたシステムで、2枚のスキン内を外気で換気するシステム。
可変ルーバーの開閉を調節することで、風、光、熱等を調整します。
フルオープン時(夏季・中間期)風を爽やかに奥まで通します。
技術事例2:環境教育の場(アトリウム)
建物中央に設けられたアトリウム(吹抜け)は、空間の開放感を与え出会いや交流の場を提供します。また、重力換気を利用し、トップライト頂部より室内の空気を排出させる自然換気システムの一役も担っています。アトリウムでは、プロジェクションマッピングやインフォメーションボードの設置などにより、大空間を利用して、省エネ効果の「見える化」と環境教育の実践にも活用します。
重力換気とは?
下部より取り入れた冷たい空気が室内で暖められて軽くなり、上部へと流れる上昇気流を利用した換気方式。
プロジェクションマッピングとは?
建物や物体、空間などに対して映像を映し出す技術。
環境教育の場(アトリウム)
技術事例3:エネルギーの自給/多元化への応用
ゼロエネルギー化技術を、エネルギーの自給やエネルギーの多元化といった、災害時の施設機能確保のためのエネルギー化にも活用します。
- 太陽光蓄電:災害時の電力需要を賄います。
- 光ダクト:災害時の照明機能を補てんします。
- 雨水貯留:トイレ機能を一定期間確保します。
光ダクトとは?
反射板を用いて太陽光を建物内部に取り込み、室内照明として利用するシステム。
人と地球に優しいZEBスクール インデックス
学校・教育施設ソリューションお問い合わせ
学校・教育施設に関する技術・サービスについて、資料請求などお問い合わせはこちらから。