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2 技能者の処遇改善

建設業退職金共済制度の民間工事
100%負担

当社では,建設業退職金共済制度(以下,建退共制度)の運用について,今年4月から,民間工事についても原則二次下請まで,かつCCUSに就業履歴を登録している技能者を対象として,公共工事と同様に共済掛金を当社が100%負担することとし,技能者の処遇改善を図っている。建退共制度の普及・促進,およびCCUSへの登録拡大を進め,技能者の確保や,さらなる処遇改善を通じた担い手の入職・定着を目指していく。

図版:建退共制度の民間工事100%負担と移行スケジュール

建退共制度の民間工事100%負担と移行スケジュール

鹿島マイスター・新E賞の充実
(報奨金の支給)

当社は,技能者の処遇改善に向けた取組みの一つとして,建設業界では最高水準となる優秀登録職長手当制度「鹿島マイスター」と,優良技能者報奨金制度「新E賞」を運用している。

このうち,優良な職長,次世代を担う技能労働者など,当社工事の施工に貢献した有能な技能労働者を選定する新E賞については,若手技能者のモチベーションアップや次世代を担う技能者の処遇改善を図るため,2021~2023年度までの時限措置として,40歳未満の技能者を優先的に選定していく。このことにより,受賞対象者を拡大する若手枠(約400名)を新設する。

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図版:スーパーマイスター

スーパーマイスター

図版:マイスター

マイスター

図版:新E賞

新E賞

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図版:「鹿島マイスター」と「新E賞」の概要

「鹿島マイスター」と「新E賞」の概要

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「建設マスター」
受賞して

城所建設(川崎市幸区)の片見浩司さんが令和2年度「建設マスター」を受賞した。建設マスターとは,優秀施工者国土交通大臣顕彰者の通称で,建設現場において工事施工に直接従事し,優秀な技能・技術を有する建設技能者を優秀施工者として国土交通大臣が顕彰するもの。令和2年度は鹿島事業協同組合員から2名が顕彰された。

顕彰を受けた片見さんは「最初は『私が?』と思いましたが,今まで以上に自分への注目や求められるものが大きくなると思っています」と驚きと受賞の重みを語る。今後について,「建設業界は若い担い手確保が最大の課題です。この仕事は完成した建物が形として残り,中には誰もが知る有名な建物も数多くあります。とび・土工の仕事は,施工を支える重要な役割を担っていますので,そのやりがいを発信していくとともに,仕事では常に安全かつ作業しやすい足場の計画・施工を考えていきたいと思います」と抱負を語ってくれた。

図版:城所建設片見浩司 さん

城所建設
片見浩司 さん

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