土木の日イベント「建設現場イノベーションプロジェクトin但馬」に出展
国土交通省近畿地方整備局豊岡河川国道事務所が主催する「建設現場イノベーションプロジェクトin 但馬」が11月18日の土木の日に兵庫県豊岡市で開催され、関西支店が施工を進める水上(みのかみ)トンネルがメイン会場の一つとなりました。発注者や業界関係者、学生・地元の家族連れなど約250名が来場し、建設機械の実演や、ICTの説明、トンネル施工現場見学に参加しました。
水上トンネル内には、10社の展示ブースが設置され、ICTに関する技術説明会が開催されました。鹿島は、次世代の建設生産システムA4CSEL®(クワッドアクセル)と、トンネル掘削で活躍する日本に1台しかない4ブームフルオートコンピュータジャンボについてパネルを展示し、動画によるプレゼンテーションを行いました。
鹿島ブースを訪れた学生からは「A4CSELの開発担当者は重機の免許を持っていますか?」「4ブームは関西にも来ますか?」などの質問が、また、業界関係者からは生産性・安全性の向上について具体的な質問がでるなど盛況のうちに閉会しました。
水上トンネル工事は、兵庫県豊岡市を起点とし丹波市に至る延長約70kmの一般国道483号北近畿豊岡自動車道のうち、豊岡市上佐野から同市日高町九斗を結ぶ全長約6.1kmの日高豊岡南道路の南端に位置する531mのトンネルを構築するものです。2016年12月に貫通し、2018年1月末の竣工に向けて現在、仕上げ工事を進めています。
水上トンネル内に設置された展示ブース
鹿島ブースでA4CSELのプレゼンテーションを熱心に聞く来場者
【工事概要】
- 工事名:
- 日高豊岡南道路 水上トンネル工事
- 工事場所:
- 兵庫県豊岡市日高町水上~日高町祢布
- 発注者:
- 国土交通省近畿地方整備局豊岡河川国道事務所
- 工事諸元:
- 工事延長L=577m 道路トンネルL=531m 坑門工2基
- 工期:
- 2015年6月~2018年1月